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AVC-1920

DENON
AVC-1920

¥75,000(税抜)

発売:2005年8月中旬
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【SPEC】●定格出力:100W×7 ●実用最大出力:150W×7 ●入力感度:200mV ●インピーダンス:47kΩ ●SN比:100dB(TONE DEFEAT ON時) ●周波数特性:10Hz〜100kHz(+1dB、-3dB)(TONE DEFEAT ON時) ●オーディオ入力:アナログ9系統、6chアナログ入力1系統、光デジタル4系統、同軸デジタル2系統 ●オーディオ出力:レックアウト3系統、8chプリアウト1系統、光デジタルアウト1系統 ●ビデオ入力:コンポジット5系統、S端子5系統、D4端子3系統 ●ビデオ出力:コンポジット3系統、S端子3系統、D4端子1系統 ●消費電力:260W(スタンバイ時1W未満) ●最大外形寸法:434W×171H×417Dmm ●質量:12.8kg

※原則として製品発表時のデータを掲載していますので、内容・価格は変更されている場合があります。また、この製品データベースには生産・販売を休止したモデルの情報も含まれています。

テストレポート

独自の自動音場設定機能ルームEQを新たに搭載した

10 万円以下のエントリークラスに属するAVアンプで、デザインもプレミアムシルバーにチェンジされている。独自の自動音場設定機能ルームEQを新たに搭載し、1回の測定で3パターンの補正を得ることが可能だ。マニュアルでは8バンドのグラフィックイコライザーでの設定ができる。

パワーアンプ部は各150Wの完全ディスクリート7チャンネル構成。第三世代SHARC・DSPによる32bitフローティングポイントデコーダーは上級機からの継承である。大型のパワートランスと大容量ブロックコンデンサーによる電源回路は強力で、映像回路は独立の巻線から供給する。2チャンネル用にピュアダイレクトモードも装備した。

上級機を受け継いでS/Nのいい音調だ。レンジの広いレスポンスを持ち、音に濁りがないパワーにも不足はない。中級程度のスピーカーであれば文句のない再現力を発揮するだろう。

映画でも解像度の高さが中心。分解能が高いということは、これだけ出てくる音の数が違うものかと思わせるものがある。『HERO』では戦場の雑踏音がきれいに分解され、強弓の発射音、矢の飛来音などにも細かな響きや余韻が乗る。『アイ、ロボット』も空間が広く鮮明である。

ジャズではウッドベースににじみがなくタッチが強靭だ。ピアノもクリアで厚い。ボーイソプラノは余韻がきれいに伸び、オーケストラも解像度が高い。

(text:井上千岳)