製品情報

製品データベース

TOP > AVアンプ > AVアンプ

AVC-A11SR

DENON
AVC-A11SR

¥280,000(税抜)

発売:2001年12月
このモデルは生産を完了しています
AMAZONで検索

ピュアイズムが凝縮した、珠玉の逸品

オーディオ銘機賞2002 ≪銅賞≫受賞モデル

ビジュアルグランプリ2002 ≪銅賞≫受賞モデル

【SPEC】●実用最大出力:230W×7 ●入力端子:アナログ音声12、コンポジットビデオ8、Sビデオ8、コンポーネントビデオ1、D4端子2、デジタル音声(光5、同軸3) ●出力端子:アナログ音声5、コンポジットビデオ5、Sビデオ5、コンポーネントビデオ1、D4端子1、デジタル光2 ●外形寸法:434W×179H×485Dmm ●質量:20.5kg

AVC-A1SEAの後継機

※原則として製品発表時のデータを掲載していますので、内容・価格は変更されている場合があります。また、この製品データベースには生産・販売を休止したモデルの情報も含まれています。

テストレポート

過去のノウハウと最新技術が巧く結びついた

形どおりのアナウンスをしてしまうと「AVC−A10SEの後継だね」というポジションにあるのだろう。だが、単に10が11に変わったマイナーチェンジでは断じてない。このAVC−11SRこそ、新生デノンの門出に相応しい開拓精神旺盛なニューSRなのだ。

その“SRぶり”は手本にしたA1SEさえも凌駕するから、ウカウカできないのだ。重量20.5kg。物量投入ぶりでは一歩譲るものの、独立したブロック構造によるピュア7chアンプ構成(定格で125W×7)を引継ぎ、DTS96/24やTHXウルトラ2など、一歩先んじたフォーマットに対応している。DSPはお馴染みのシャーク/32ビットフロートを2基だ。全チャンネルに192KHz/24ビットDACを搭載し、DTSにTHXがかけられる初のケースであることも、声を大にしていってよいのだ。

まずは2CHで試聴。ピュアダイレクトモードでオペラを聞こう。モノの気配が生々しい。はっとするほどなのだ。S/Nが秀逸な証拠だ。ステージの広がりや奥行が驚くほど自然に描かれ、歌手の声や演奏音がすっきりと漂う。マルチ音場ソースではこのま全包囲で展開してくるような印象だ。特にDTSにTHXをかけた「U−571」は、船内の緊迫感が浮き上がる。スクリューのウズや微振動まで克明に描き、爆雷のパワフルさも圧倒的だ。こんなアンプで今後発売になるDTS96/24ソースまで、どっぷりと堪能したいものだ。

(text:林正儀)