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PS5400

MARANTZ
PS5400

¥68,000(税抜)

発売:2003年9月上旬
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ハイクオリティな6.1chを鳴らすマランツのミドルクラスAVアンプ

ビジュアルグランプリ2004 ≪AVアンプ部門≫受賞モデル

【SPEC】
●対応サラウンドフォーマット:ドルビーデジタル/ドルビーデジタルEX/ドルビープロロジックII/DTS5.1/DTS ES/DTS Neo:6/DTS 96/24/MPEG2 AAC/Circle Surround II/マルチチャンネルステレオ/バーチャルサラウンド(TruSurround) ●実用最大出力:150W×6(6Ω) ●DAコンバーター:192kHz/24ビット ●入出力端子:光デジタル入力2/出力1、同軸デジタル入力2/出力1、6.1chアナログ入力1、6.1chプリアウト1、2chアナログ入力9/出力4、ヘッドホン1、ビデオ入力5/出力2、Sビデオ入力5/出力2、コンポーネント入力2、ビデオモニター出力1、Sビデオモニター出力1、コンポーネントモニター出力1 ●最大外形寸法:440W×162.3H×463Dmm ●質量:12.5kg

※原則として製品発表時のデータを掲載していますので、内容・価格は変更されている場合があります。また、この製品データベースには生産・販売を休止したモデルの情報も含まれています。

テストレポート

オーディオの技術を継承、確かな実力のミドルクラス機

AVアンプで10万円以下は大雑把に普及価格帯と言って差し支えないだろうが、本機はそのクラスに属するコストパフォーマンスに優れたモデルである。定格で110W/6Ωの出力を持つディスクリート6ch構成。マランツがオーディオで培ってきたオリジナル技術電流帰還型アンプを投入してワイドレンジ・ハイスピード化を図っている。大容量電源トランスとブロック・コンデンサーによる電源、シンプルでストレートな構成など上級機を受け継ぐ内容だ。デコードにはシーラスロジックの32ビットDSPを使用。DTS96/24にも対応している。

S/Nがよく、きめの細かい音調だ。スピーカーの駆動に弱さがない。ボーイソプラノの声の質感を自然で無理なく描き、暖かみと繊細さを巧まずに表現している。ハーモニーも広いレンジで伸びやかに捉えた出方だ。特にソロの声に豊かな表情が現れている。ジャズはピアノもベースも深く沈んで厚手の音調を示す。ウーファーのドライブがよく、ベースの低音部でもタッチに崩れがない。オーケストラは歯切れがよく、分離のいい再現だ。エッジが繊細で立ち上がりのエネルギーに富み、レンジ全体に渡って豊かな質感を描き出している。分解能の高さによって隅々まで目配りの利いた再現が獲得された。

(text:井上千岳)