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デノン プロダクトレビュー

信号の純度が高く、精密で正確な再現性を突き詰めた印象

DCD-SA11

DCD-SA11

¥367,500(税込)

レポート/井上千岳

信号の純度が高く、精密で正確な再現性を突き詰めた印象


昨年発売されたDCD-SA1は2チャンネル専用のフラッグシップ機として圧倒的な評価を得たが、そこまでは手が出ないというユーザーにとって、ジュニアモデルである本機は待ち望まれる存在だったはずである。興味を持つファンは少なくないに違いない。実際、技術的にも構造的にも多くの部分を継承し、外観にいたっては同一といっていい。音質面でも高い期待が持たれるのは当然である。

技術面で最も目を引くのは、DCD-SA1で開発されたアドバンストAL24プロセッシングの採用だ。従来のAL24は16ビットから24ビットへデータを拡張するものだったが、ここでは時間軸上での補間すなわちアップサンプリングを加えていっそうきめ細かなデータ創生を実現している。また大容量演算処理デバイスによってデータサンプルを広範囲に取り込み一段で処理を行うため、精度に優れた補間が可能だ。またフィルタリングの適応範囲を広げることによって、最適なアルゴリズムによる処理を得ている。

DACはホット/コールドに専用チップを使用した4基によるバランス構成。高精度発振器によるマスタークロックを搭載し、各デバイスへ供給する。ドライブ・メカニズムはオリジナルで、各部のバラツキを吸収するスキュー調整を施しているのも上級機譲りだ。

電源はデジタル系とアナログ系を完全に分離したツイントランス構成。取り付けベースにアルミ鋳物を採用するなど、振動への配慮も入念に施している。その他基板は4層構造、天板は2層構造とし、底面には焼結合金インシュレーターを装備するなど徹底した振動抑制を行った。

信号の純度が高く、精密で正確な再現性を突き詰めた印象である。ことにピュアダイレクト・モードではノイズが一段と低く、背景が非常に静かだ。透き通るように透明なコーラスの質感や骨格が豊かでバランスの取れたオーケストラの音調が快い。ピアノや声楽にもきめ細かなニュアンスがちりばめられているようだ。いずれも余計な付帯音がなく、整然としてしかも瑞々しい響きを持つ。格調の高い再現力がなによりの魅力である。
DCD-SA11 本機の背面パネル
【SPEC】
【SPEC】●再生周波数特性:2Hz〜50kHz(-3dB/SACD) ●SN比:113dB(可聴帯域/SACD) ●消費電力:22W ●外形寸法:434W×138H×415Dmm ●質量:19kg ●問い合わせ先:(株)デノン TEL/044-670-6612
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