【特別企画】オヤイデの新導体も登場したオーディオ試聴会に編集部記者が潜入

屋内配線による音質の違いをブラインドテスト ‐ 「第16回 Acoustic Audio Forum」で分かった“部屋”の重要性

ファイル・ウェブ編集部

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2015年02月17日
アコースティックデザインシステムが主催するオーディオ試聴会「第16回 Acoustic Audio Forum」が開催された。「電源の違いがオーディオに与える影響とは」をテーマに進行した同イベントの模様をレポートする。


■“音に関する部屋づくりのプロ”が仕掛けるオーディオイベント

同イベントを主催しているアコースティックデザインシステム(アコースティックグループ)は、防音や調音工事を手がける企業。プロミュージシャンが使う音楽スタジオなども数多く作ってきた、いわば“音に関する部屋づくりのプロ”である同社が『“部屋”と“オーディオ”と“音楽”のトライアングルの関係性の上で、より深く音楽を愉しむ会』と位置づけるオーディオ試聴会、それが本イベントなのだ。


そもそも、なぜ音響設計の会社がオーディオの試聴会を開催するのか? それは「部屋は再生装置」であり「オーディオは機器と部屋の特性で聴くもの」だと同社が考えているから。オーディオやホームシアターを楽しむためには、音を鳴らす部屋の環境が重要であるという考え方だ。

イベントの様子

そして「いい音は、部屋が創る。」という哲学の下、部屋と音響特性に関するセミナーや、毎回テーマを変えての試聴などを実施。同社内にあるショールームを会場に、様々な試みを行ってきた。

イベントで使用されたシステム

こうした考え方について、同社代表取締役であり一級建築士の鈴木泰之氏は「例えば高級なスポーツカーでもデコボコな道では性能を発揮できない。スピードを出すにはサーキットを整備する必要がある。オーディオにおける部屋も同じようなもので、言わば、我々の仕事はオーディオのインフラ整備だ」と説明する。

アコースティックデザインシステム 鈴木氏

■4種類の屋内配線をブラインドテスト

そんな「Acoustic Audio Forum」の最新回テーマは、前述のように「電源の違いがオーディオに与える影響とは」。しかも、電源と言っても“屋内配線の線材による音質の違い”という、一般的なオーディオ系試聴会ではなかなか体験できないディープな内容だった。

アコースティックデザインの作る部屋は『正解が見つけやすい部屋』

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