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HD-Music.でハイレゾ音源を買ってみた。ハイレゾ再生のキホンも解説

2014/11/27 ファイル・ウェブ編集部
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本稿では編集部員が「VICTOR STUDIO HD-Music.」(HD-Music.)でハイレゾ音源を実際に購入。その使い勝手をレポートするとともに、ハイレゾ再生のキホンの方法についてガイドしていこう。

 目次
<楽曲の購入編>
まずは会員登録
購入の手順をチェック
購入するファイル形式のオススメは?
<楽曲の再生編>
ハイレゾ対応ポータブルプレーヤーやスマホで聴く
PCとUSB-DACを使う
ネットワークプレーヤーを使う
ハイレゾ再生対応コンポを使う


■まずは会員登録

HD-Music.でハイレゾ音源を購入する際は会員登録が必要。なのでまず登録しておくとその後の流れがスムーズだ。会員登録すると、購入したタイトルの履歴や、獲得済みのHDMポイントなどを簡単に確認できる。

会員登録は右上の「初めての方へ」のページから行える

まずフォームにメールアドレスを入力し、送られてきた仮登録メールに書かれたURLにアクセスし、氏名やパスワードなどの基本情報を入力するとマイページが作成される。ここまでで会員登録は完了するが、登録は無料なのでハイレゾ配信情報やビクタースタジオの試聴会開催案内をいち早く知りたい人はHD-Music.のメールマガジンを受信しておこう。

仮登録メールに書かれたURLにアクセスし、氏名やパスワードなどの基本情報を入力

登録が完了すると、各種情報を管理できるマイページが作成される


■気になるタイトルを探してみよう

トップページには注目の新譜情報が並んでおり、気になるものを選ぶことができる。そのほかのタイトルについては、ページ上部にある検索窓から検索が可能だ。キーワード(アルバム名、アーティスト名)のほか、ファイル形式やサンプリングレート、ジャンルなどを絞って探すこともできる。検索ワードは略称や読み仮名のみでヒットするものもある(例:「JiLL-Decoy association」の場合、正式名称のほか「ジルデコ」「じるでこ」でもヒットする)。

楽曲はトップページに表示された新譜情報のほか、ジャンル一覧や詳細検索などで探すことができる

別途、楽曲のジャンルから選べるページも用意されている。自分の好みのジャンルでどんな曲が配信されているのかをチェックするのにはこちらがオススメだ。

ラインナップされている曲を見ると、ジャンルは多岐にわたって用意されているし、旧譜から新譜までかなりの数が揃っている(2014年11月現在、配信中のタイトルは約1,000タイトル、11,000楽曲以上)。そしてこちらでも解説したとおり、100円(税込)で1ポイント貯まる独自の「HDMポイント」が設定されており、そちらのポイント5倍対象タイトルがとても沢山ある。注目タイトルでも5倍ポイント対象のタイトルが多いので、HDMポイントを賢く使えば、聴いてみたい曲をお得にゲットできそうだ。今回はジルデコの最新アルバム「ジルデコ6」を購入した。

今回は「ジルデコ6」を購入してみた


■購入方法は?

アルバム購入か、単曲購入をセレクト。注文を確定してから、ページ右上の「カート」に進む。カート内容を最終確認し、購入手続きへ。決済はクレジットカード、もしくはクーポンで行える。今回編集部はクーポンを利用した。コードを入力し、「クーポン利用」を選択。するとダウンロードページに遷移する。

カートの内容を確認し(写真左)、注文を確定する


するとダウンロードページに遷移する。購入後1ヶ月間以内は1曲につき10回までDLできる
HD-Music.には現在のところダウンローダーは用意されていないので、アルバムなどは1曲ずつDLしていく必要がある(曲数が多いアルバムだとDLが大変なので、ここは今後のダウンローダー登場に期待したいところだ)。なお購入後1ヶ月間以内は1曲につき10回までDLできるので、もしDLに失敗しても再度やりなおすことができるので安心だ。


■ファイル形式はどれがオススメ?

HD-Music.では現在PCM音源(WAVとFLAC)、そしてDSDにて配信が行われている。どのフォーマットを選べばいいの? という方には下記を参考にしていただきたい。

WAV……非圧縮方式。その分FLACなどと比べファイルサイズは大きくなる。また基本的にメタデータが付けられず、曲名やアーティスト情報、ジャケット写真などの情報がファイルに含まれないので曲管理がやや面倒。音質をひたすら追求したい、という方にはオススメ。

FLAC……可逆圧縮方式。音質的なロスを伴わない圧縮を行うため、非圧縮方式よりファイルサイズが小さくなる。曲情報やジャケット写真等の情報を音楽ファイルに付加することもでき、曲管理は便利。沢山のハイレゾ音源を保有している方には検索性が高くてオススメ。

DSD……WAVやFLACといったPCM音源とは全く異なる方式の音源。もともとはSACD向けに開発されたフォーマットで、アナログに近い音がするとされている。再生にはDSD対応機器が必要。現在では手頃なDSD対応製品も増えてきている。



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