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PRVGP2026批評家大賞、プロが認めた高画質・高音質

究極のシネマ体験を!パナソニック4K有機ELビエラ「TV-77ZB95B」実力チェック

公開日 2026/01/23 06:30 鴻池賢三
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圧巻の高画質と高音質で、エンタメを味わい尽くす

VGP2026では、パナソニック4K有機ELビエラ「TV-77Z95B」が画質と音質を極めた最高峰のテレビとして評価され、栄誉ある「批評家大賞」を獲得した。ここではその根拠を示しつつ、本機ならではの魅力を掘り下げて解説していこう。


パナソニック4K有機ELビエラ「TV-77Z95B」。価格はオープン。

有機ELフラグシップ「Z95Bシリーズ」は、2025年の6月に65V型と55V型が登場。そのZ95Bシリーズの最大画面サイズとして、満を持して追加投入されたのがTV-77Z95Bだ。

まず、Z95Bシリーズに共通する最大の特徴は、肝となる有機ELパネルに最新世代の「プライマリーRGBタンデム」を採用していること。

有機ELの発光層を従来の「青+黄+青」3層から、「青+緑+青+赤」4層に改めることで、R(赤)、G(緑)、B(青)のよりピュアな発色を実現し広色域を達成。加えて発光効率の向上により輝度のアップも実現した。

さらにZ95Bシリーズは、優秀な有機ELパネルの能力をとことん引き出すため、冷却構造までも追求。従来の構造に加え、さらに空気の流れをスムーズにすることで放熱効率をアップする「サーマルフロー」技術を新たに開発。

また、パネルの発光状態を画素単位で管理し、精密に解析することで制御にフィードバックする「Bright Booster」機能により、さらなる発光性能の最大化を追求している。

95Bシリーズでは、これまで3層だった発光層を4層に増やした、新世代の有機ELパネル「プライマリー RGBタンデム」を搭載。発光効率を高めることで輝度をアップさせたほか、光の純度 を高めて広色域化も実現している。さらに、自発光方式のテレビを長年に渡って手 がけてきたノウハウを活かして、独自のパネル空冷技術「サーマルフロー」で、パネル が持つポテンシャルを最大限に引き出していることもポイント。

映像ソースがさらなる高コントラストかつ広色域表現が可能になったHDR映像時代においては、表示側の映像の明るさ、ピーク輝度の高さ、そして特に映像の明るい部分でも原色の色鮮やかさが映像体験を大きく左右する。新世代パネルの採用と、さらにその能力を引き出す技術の追求は、非常に重要な評価ポイントだ。

画質レビュー:明暗のコントラストは圧巻、色表現はマスターモニターに近似

実際に映像を確認すると、視野を覆う77V型の大画面は、65V型と別次元だ。

計算上、77V型の面積は65V型の1.4倍にあたるが、十分な視距離を取りつつ視野を覆う映像は、テレビを見るという感覚から、映画館のように映像に没入するというリアルな体験に変わる。もちろん、Z95Bで完成したナチュラルな映像美があってこそだ。

制作現場で使用される「色」の基準ともいえるマスターモニターと横並びで比較したが、極めて近いルックで、民生用のテレビとしては圧巻のパフォーマンスだった。

色の正確さが大切なのは、制作者が意図したトーンをそのまま受け取るためだが、カラーリストが整えた色彩はバランスの美も備え、そうした美しさを堪能するためでもある。 

基本性能のチェックをした後、Ultra HDブルーレイで映画作品『トップガン マーヴェリック』を鑑賞した。

延々と広がるモハーヴェ砂漠は、土色が濃厚でありつつも諄く感じず、強烈な陽光に照らし出される様子が見て取れる。視界を覆う77V型の大画面でこうした力強さを表現できるのは、新世代パネルを中心とする輝度性能のアップの恩恵といえそうだ。

シーンが変わって暗転。薄暗い管制室内は黒が引き締まって視聴している暗室内と一体化する。繊細な光り出しからグラデーションが丁寧に描かれ、画に滑らかな密度感と奥行き感が宿る。

こうした極めて低輝度の領域の精密な表現はパナソニックが長年培ってきたパネル制御技術の賜物で、他の追随を許さない。

計器類の表示や、夜明け直前に灯る滑走路の誘導灯など、キラッと輝く「光源感」は、肉眼で実際の風景を眺めているような感覚に陥るほどで、明暗のダイナミックなコントラストが目に映え、そして感情をも揺さぶる。

金属やガラスなども、光の反射によって質感が伝わり、映像の1コマ1コマが完成された画として美しく映る。

音質レビュー:大画面77インチに合わせて、スピーカー配置を最適化

また、映画視聴をよりよい体験にしてくれたのは、マルチスピーカーの存在も忘れてはいけない。

Z95Bシリーズは、「360立体音響サウンドシステム+」と呼ぶシステムを採用しているが、これは前方に向く複数のスピーカーで指向性も制御できる「ラインアレイスピーカー」、横向きで水平後方の広がりにも寄与する「ワイドスピーカー」、上方向きで高さ方向の立体感を担う「イネーブルドスピーカー」、そして低音域を担当するウーファーと、77V型では最大出力180Wものハイパワーなアンプで構成されるシステムだ。

多数のスピーカーユニットを前向きにずらりと並べた「ラインアレイスピーカー」に加 えて、上向きの「イネーブルドスピーカー」、左右に「ワイドスピーカー」、さらに重低音 を再現する「ウーファー」と「パッシブラジエーター」を搭載。77インチに最適化された配置で、音声実用最大出力180Wのマルチスピーカーシステムを内蔵している。こ れによりテレビだけで、立体音響もリアルに再現できる。

『トップガン マーヴェリック』では、超音速機「ダークスター」が正面から頭上をかすめて後方へと飛び去るフライオーバーが迫力満点。

Z95Bシリーズは前モデルと比較してイネーブルドスピーカー間の距離にゆとりがあり、更に大型の77V型はより有利な方向に働いている。

頭上に明瞭な飛行軌跡が浮かび、後から到達する轟音も地響きを伴って広がり消えてゆく様はアトラクションかのような迫力だ。

視聴者方向に向いたラインアレイスピーカーから放たれるセリフは明瞭かつ肉厚で、画面の中から聞こえて来る感覚もある。映画の雰囲気を濃厚に伝えてくれるのだ。

Z95Bシリーズは77V型に大型化することで、そのナチュラルな没入感を驚くべきレベルに到達させた。完成度の高い映像とサウンドの競演は、エンターテイメントとしてのクオリティを新しい次元に昇華させる。

また、テレビとして磨き続けてきた、映像エンジンによる地デジ放送の4Kアップスケーリング画質も優秀だ。Fire TV搭載によりネットコンテンツの再生ができ、さらに放送も含めて横断的にコンテンツをサクサク快適に探せるのもビエラならではのメリットといえる。

新しい4K有機ELビエラのラインアップに加わったTV-77Z95Bは、テレビの枠を超えて、リビングを真のエンターテイメント空間に変えてくれるだろう。

SPEC

4K有機ELテレビ
PANASONIC TV-77Z95B オープン価格

SPEC ●チューナー:BS 4K・110度CS 4K×2、地上デジタル×3、BS・110度CSデジタ ル×3 ●パネル方式:有機EL ●画素数:3,840×2,160 ●HDMI:4系統 ●音声実用最大 出力:180W ●外形寸法:1712W×1073H×350Dmm(スタンド含む) ●質量:約50.5kg (スタンド含む)

 

(提供:パナソニック株式会社)

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