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LG有機ELテレビ“あえての”22年モデル「OLED C2」が超コスパで狙い目!推す理由をくわしく解説

公開日 2024/03/08 08:51 大橋伸太郎
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■黒の締まりの良さと質感描写の緻密さを持ち合わせる


今回、最小42型モデル「OLED 42C2PJA」の画質・音質をレビューしていこう。改めて実機を見ると、外形寸法932W×540H×41.1Dmmのサイズはとてもコンパクトで、それに加えてベゼルも極端に細く、そして薄くしたデザインが、さらにミニマムイメージを強くしている。

映像を出力してみると、そのミニマムイメージは一変する。42型とは思えないほど、大きく伸びやかな映像だ。ミニマムからマキシマムへのドラマティックな変貌、ハードウェアの桎梏が解かれて、空間に映像だけが佇んでいて、浮遊感という月並みな言葉で表現し切れない新鮮さがある。

コントラストと暗部表現のチェックに欠かせない定番高画質ソフトである、4K UHD BD『8K空撮夜景 SKY WALK』を視聴してみると、解像感や細部まで書込む緻密さ、夜景の灯火の滲みなさは、同社ならではの緻密さがある。S/Nも良く、偽信号や誤差拡散、ビット収縮に起因した暗部ノイズも出ない。東京駅のシーンでの黒の締まり方は小気味よく、この黒表現とハイライト部とのキリリとしたコントラストは、液晶モデルでは味わうことのできない、有機ELの凝縮されたエッセンスの手応えがある。


HDRフォーマットが採用された映像信号が入力された際に選択できる映像モード


Dolby Visionの映像信号が入力された際に選択できる映像モード


SDRの映像信号が入力された際に選択できる映像モード


画質と音質の両面で傑出したソフトである4K UHD BD『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』は、大作映画らしい大きさ、深さが生まれるかがポイントなのだが、近距離で視聴すると50型と錯覚させる広がりがあり、コントラストを抑えた油彩画的なシックで落ち着いたルックだが、滲み出るような情報と解像感がある。フィルムグレインの粒子感がノイズにならず、しっかりと質感に見えるのは、高画質エンジンの「α9 Gen5 AI Processor 4K」が正しく仕事をしている証左。終盤のシラクサ包囲戦は自然光を活かした撮影が美しいのだが、映画のルック、撮影と演出の狙いを映し出す点でも合格点だ。


リアルタイムAIプロセッサーによるAIサービスの項目画面。AI輝度設定はSDRの映像信号が入力された際にオン/オフできる

■クリアで鮮鋭感に富んだサウンドも魅力


YouTubeの映像もチェックしたが、こちらもハイコントラストでノイズが少なく、爽快な映像を実現しており、サイズを超えて映像の中へと足を踏み入れているかのような、深い奥行きと広がり感を楽しめる。サウンドはDolby Atmos作品のBob James『Feel Like Making Live!』でテストしたが、クリアで鮮鋭感に富み、ドラムスの打撃に切れ味がある。定位が鮮明でステレオの音場の広がりも豊か、周波数レンジも不足なく表現できている。


音声モードの画面。「AIサウンドプロ」をはじめ、「シネマ」「スポーツ」なども選べる


Dolby Atmosに対応しており、再生したい場合は「Dolby Atmos」の項目をオンにする


視聴環境に最適化されたサウンドを楽しめる「オートサウンドチューニング」機能も備える


本稿では、OLED 42C2PJAのみの視聴レビューを行ったが、実はサイズごとに異なる映像の魅力があることも付け加えておきたい。48/55型の見た目はミニマムに感じるが、映像表現はマキシマム。そして65/83型(83型は販売終了モデル)は、テレビとしての存在感を出来るだけ薄めながらも、映像が映し出されたときの没入感は圧倒的である。いま4K有機ELテレビを手軽に手に入れたいと思っているユーザーの期待に、OLED C2シリーズは応えてくれるだろう。




(提供:LGエレクトロニクス・ジャパン株式会社)

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