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良い音を聴くだけじゃない、オーディオテクニカ「ATH-TWX7」は生活の質を高めてくれる完全ワイヤレスイヤホン

公開日 2023/11/16 06:30 草野晃輔
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●ビジネスにも役立つ優れた通話機能



ビジネスシーンでは、Web会議や電話連絡など通話の頻度が高い。ここで活きてくるのが優れた通話品質だ。通話機能には、静かな環境用の「ナチュラルモード」と、騒音が多い環境に適した「ノイズリダクションモード」があり、必要に応じてアプリから切替えられる。また、アプリには自分の声を録音して音質をチェックできる「通話テスト」機能がありこれで音質を確認した。

場所を問わずクリアな通話が行える

「ナチュラルモード」では静かな場所で録音したこともあり、声だけを明瞭に聴き取れた。ノイズ成分も一切ない。「ノイズリダクションモード」はカフェでテストした。周囲がかなりうるさかったが、騒音はかすかに聴こえる程度で音声はクリアだった。

口元に指向性を持たせて声を的確に拾うビームフォーミングマイク技術とノイズ除去の相乗効果によるものだろう。これなら通話時に相手が騒音でストレスを感じることはないはずだ。

●地味なストレスをなくすマルチポイント接続



2台のデバイスに同時接続できる「マルチポイント接続」に対応する。この機能が役立つのはビジネスシーンだろう。PCとスマホの両方でマルチポイント接続しておけば、Web会議はPCで通話し、それ以外の時間はスマホで音楽サブスクサービスを楽しむ、といったように使い分けられる。

2台同時接続が可能なマルチポイントは、使い勝手に大きく影響する機能の1つ

実際に試して驚いたのが、優先デバイスの切替えが簡単なこと。一方の音声再生を停止すれば、もう一方の音声再生が優先されるので、まさにPCとスマホをシームレスに行き来できた。

●自分だけに聴こえるプライベートタイマー



スマートフォンとワイヤレスイヤホンを接続していても、イヤホンではなくスマートフォンからアラーム音がなってしまうことがある。プライベートタイマーはアプリからタイマーをセットすることで、イヤホンだけにアラーム音が流れる機能だ。時間を決めて作業や勉強に集中したい時や仮眠を取りたい時などに便利。ちょうど本機を試しているタイミングで長距離のバス移動をする機会があった。

乗車時間は約45分間。路線の途中で降りるため乗り過ごしは厳禁だが、音楽を聴いているうちに眠気が襲ってきた。そこで、プライベートタイマーを到着予定時刻の5分前に設定して眠りに備えた。案の定眠りに落ちてしまったが、見事にイヤホンからアラーム音が流れて事なきを得た。しかも、センサーのタッチやアプリで解除するまで徐々に音が大きくなる。これで寝過ごすことはまずないだろう。

●リラックスや集中したいときにも便利なサウンドスケープ



アプリから、海の波打ち際の音や森の中で葉っぱがこすれ合う音、たき火の音などリラックス効果の高い音をループで流せる機能。プライベートタイマーと併用できるため、時間を区切って作業や勉強に集中したいときに使いたい。


自然の環境音などはオーディオテクニカのマイクで収録したそうで音質にも優れる。筆者は執筆に集中するため、たき火の「Fireside」を利用した。

●映像鑑賞やゲームで使いたい低遅延モード



動画視聴やゲームプレイ時に音と映像のズレを抑える低遅延モードを搭載する。この機能はAACおよびSBCコーデックを選んだ際に有効になる。

アプリでコーデックを選択し、YouTubeでザ・ビートルズの最後の新曲「Now And Then」のMVを再生する。ポール・マッカートニーが冒頭でギターの弦をチューニングする場面やリンゴ・スターがサビ前のドラムリフを叩く映像など、わずかでも音が合わないと気になるシーンでも一切ズレを感じなかった。

ゲームも同様で、FPSの『フォートナイト』では、銃声と動きがピッタリ合っている。足音が迫ってくる様子もリアルだった。

●充電ケース&長時間バッテリー



流線型の充電ケースは、イヤホンと調和したカラーリング。手のひらに収まるサイズ感で、カバンや上着のポケットから出し入れが楽。上面パネルがまるごとふたのため大きく開く。揺れる電車やバスでも開閉やイヤホン本体の出し入れがしやすかった。

優れたデザインでイヤホンを出し入れしやすいのもポイント

再生時間はANCオンで約6.5時間、充電ケース併用で最大約20時間とロングライフ。充電用の端子はUSB-Cとなり、Qi規格のワイヤレス充電にも対応する。寝る前に置くだけで充電できて非常に便利だった。ケースからイヤホン本体へのバッテリーチャージは、約15分の充電で約60分間再生できる急速充電もサポートする。

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