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PR高音質に高いフィット感、使いやすい操作性も全て叶う一台

ボーズ「QuietComfort Earbuds II」のノイズキャンセルが“世界最高”って本当?一日中使って確かめた

公開日 2022/11/25 06:30 草野晃輔
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■シチュエーション2:移動
『外での安全確認にAwareモードが効果を発揮』


自宅からバスに乗って駅まで行き、電車に乗って移動するというルートでQC Earbuds IIを試した。

外出時の移動で、Quiet/Awareモードを切り替えながらチェック

自宅は住宅街にあって比較的静か。Quietモードだと騒音がなさすぎて、周囲の気配がわからず、少し不安にもなる。そこで、タッチ操作でAwareモードに切り替える。なお、ActiveSenseテクノロジーは常にオンにしてテストした。

まるでイヤホンをしていないような自然さで、再生した音楽に周囲の騒音を重ねて出力してくれる。周囲の音がとても明瞭に聞こえてくるので、不意に背後から自転車が来ても気配がわかり、安心感があった。

そのまま国道沿いでバスを待っていると、ときおり大型トラックが通過したが、ActiveSenseテクノロジーのおかげか、耳を刺激するような轟音はしない。ここでQuietモードにすると、騒音がスッとなくなり、車の「コー」というロードノイズがうっすらと聞こえる程度に。ここまで静かになるとは驚きだ。

車の騒音には、ANCの特性上打ち消すのが難しいとされる中高音域の成分が多く含まれている。そのため、ANC搭載イヤホンといっても、実際には騒音を消しきれていない製品も多いのだが、QC Earbuds IIは、CustomTuneテクノロジーによって見事に消音している。乗車したバスの車内でも、エンジン音や他の車のノイズなどANCが苦手とする騒音が多くあるが、Quietモードならわずかにバスのエンジン音が聞こえる程度。その効果を改めて実感できた。

駅のホームでは、周りの人の気配を感じたいので、Awareモードに切替える。ホームに入ってくる際の音量が思ったより小さく、これはActiveSenseテクノロジーで大きな騒音が抑えられているからだろう。

電車に乗り込んだら再びQuietモードに変えてみる。騒がしかった騒音がスッと消える。加速時にモーターが出す高域がわずかに聞こえたものの、音楽を聴いていればまったく気にならない。やはりANCの効果は抜群だ。

自宅からここまで、騒音の大きさやタイプがめまぐるしく変わったが、2種類のANCモードを切り替えるだけで、安全かつ快適に移動できた。心強い機能だ。

■シチュエーション3:買い物
『高速処理かつ低遅延だから、どんな場面でも使いやすい』


ショッピングモールに家族と買い物に行った際に、QC Earbuds IIを使ってみた。人が多く騒音が大きかったので、店内を回る際はQuietモードにしていたが、ある店で定員さんが話しかけてきたので、とっさに左側のイヤホンを外した。イヤホンは内側にセンサーがついており、外れたことを検知するとすぐに音楽再生を一時停止し、Awareモードに切替わる。

もちろん、イヤホンのタッチ操作でもANCモードを切替えられるが、今回のようなちょっとした会話なら、イヤホンをサッと外すことで、相手を待たせることなくスムーズに応答できる。会話が終わってイヤホンを着ければ、センサーが装着を検知し、再び元の状態=Quietモードで音楽が再生された。

ちなみに、タッチパネルは装着状態でないと反応しないようになっている。ただ、何度かイヤホンを着ける/外すを繰り返した際、特にイヤホンを外す直前に、着脱センサーが検知する前についタッチパネルを触り、誤動作してしまうこともあった。着脱時にはタッチセンサーのない、光沢のある部分を持つようにしよう。

さて、家族が各々買い物をしている間、喫茶店で休憩する。やや時間がかかりそうなので、動画を見て待つことにした。映像配信サービスの「Prime Video」でアニメや洋画を再生する。低域が豊かな分、音声にも迫力が感じられる。サラウンドシステムで、サブウーファーの低域が音質全体を底上げしているのと同じ印象だ。

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