【特別企画】いま買える超絶フラグシップ機

594万円の超弩級ヘッドホン、HIFIMAN「SHANGRI-LA」受注開始! 小原由夫が実力チェック

小原由夫

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2017年05月31日

594万円という超弩級のヘッドホンシステム「SHANGRI-LA」がHIFIMANからついに発売された。各種イベントで多くのファンから注目を集めていた同モデルの実力はいったいどうなのだろうか? 評論家の小原由夫氏が多角度から徹底的にチェックした。

■HIFIMANの超弩級ヘッドホンシステム「SHANGRI-LA」が堂々のデビュー

ヘッドホン・オーディオ市場は、天井知らずのインフレ状態が長く続いている。先頃ゼンハイザーが超弩級のヘッドホンを発表したと思ったら、今度はHIFIMAN(ハイファイマン)からパワーアンプ並みの大きさの専用管球式アンプを擁した超絶のフラッグシップモデル「SHANGRI-LA」(シャングリラ)が発表されたのだ。

平面駆動ヘッドホンと専用アンプによる超高級システム

ハイファイマンは、ニューヨーク市立大学出身でナノケミストリー分野にて博士号を取得したDr.Fang(ドクター・ファン)が大学在籍中の07年に興した企業。当初はポータブルオーディオ機器を中心としていたが、後にビジネスを拡大、現行の製品ラインナップは、ヘッドホン、イヤホン、ポータブルオーディオプレーヤーと幅広い。

現在の従業員は全世界で200人を越えているというから、いかに急成長したかがわかる。2014年初頭に米ラスベガスで行なわれたCES(コンシューマー・エレクトロニクス・ショウ)では、その革新的なドライバー技術が最優秀アワードに選ばれているし、世界各国の専門誌で数多くの賞を獲得している。

■アンプ部には真空管マニア垂涎の3極管300Bを4本使用

さて、今回の主役、SHANGRI-LAに話を移そう。本機で一際目を引くのは、パワーアンプ並みのビッグサイズの専用アンプだ。真空管マニア垂涎の3極管300Bが4本、天面からニョキッと突き出ている。

ピュアオーディオファンからも音質に定評がある真空管300Bを使用

初段管4本と合わせたその外観を真横から見ると、航空母艦のデッキを彷彿とさせる。また、金属製のステーで囲われた合計8本の真空管は、母艦の管制室さながらだ。

航空母艦を思わせるデザイン

グロス仕上げのそのフラットな天面の先に24ステップのアテネッター・ノブがある。ここに固定抵抗を使用しているのは、音質的な配慮からのようだ。

高級ヘッドホンとしても希有な表現力

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