【特別企画】連続レポート第1回

10万円切る人気モデルの実力は? 評論家が徹底分析 ー OPPO UHD BDプレーヤー「UDP-203」

小原由夫

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2017年03月03日
その先進的なBDプレーヤーを皮切りに、DACからヘッドホンまで幅広く手がけ、オーディオ&ビジュアルの主要ブランドとして幅広く認知されるに至ったOPPO Digital。そして同社から待望のUHD BDプレーヤー「UDP-203」が登場した。ファイル・ウェブでは、2名の筆者がそれぞれの視点から、このUDP-203をレポートする。第1回目はオーディオ・ビジュアル評論家の小原由夫氏が、本機の映像/音のクオリティをチェックした。

ついに登場したOPPOのUHD BDプレーヤー「UDP-203」を小原由夫氏がレビューする

UHD BDに加え、SACDからハイレゾまで多様なメディアを高品位再生できるユニバーサルプレーヤー

OPPO「UDP-203」は、待望のUHD BDプレーヤーだ。現在、日本市場で購入できるUHDブルーレイ再生機は数が限られており、特にオーディオ出力の性能や装備を重視する人にとって、その仕様は大いに不満が残る状況だ。そうしたニーズに対して本機はまさしくジャストミートのモデルといえる。

もちろんOPPOのことだから、読者諸氏ならば本機がUHDブルーレイの高品位再生に特化したものではないことは想像がつくことだろう。現時点で入手できる12cm光ディスクメディアをほぼ網羅するユニバーサル仕様となっているのは言うまでもない。それらスペックやフィーチャー面の特徴は、既に多くのところで紹介されているので、ここでは本製品のハンドリングの印象を中心に記していきたい。

OPPO「UDP-203」¥OPEN(直販サイト価格91,800円・税込)


UHD BDでは、HDRでのピーク感と抜けの良さ、暗部のグラデーションに目を奪われた

HDMI出力のA/Vセパレート伝送、あるいは8chアナログ音声出力といった装備や機能は、OPPOをよく知るユーザーにとっては然して驚きではないはず。しかし、そのパフォーマンスには改めて感嘆すること必至と断言する。

小原由夫氏

映像関連のフィーチャーの中でのトピックは、メディアテック社のカスタム仕様クアッド・コア・プロセッサ「OP8591」の搭載。本デバイスが司る4K ULTRA HDのピクチャークォリティは、精細感とクリアネスが図抜けており、見通しの良さが格別だ。さらにHDRでのピーク感と抜けの良さ、暗部のグラデーションの確かさには、しばし目を奪われた。

UHDブルーレイ盤『レヴェナント/蘇りし者』のch(チャプター)15、野営での焚火のシーンでは、炎で照らされた周囲の明るさと、背景の木立の暗い様子の対比が素晴らしい。特に暗闇の中の木々の幹や枝の影が浮かぶ様子は、見通しが極めてナチュラル。ここまで闇の中の情報が描写されるとは、たいしたものである。

ディスプレイにはソニー「KJ-65Z9D」、AVアンプにはデノン「AVR-X6300H」、スピーカーシステムにはモニターオーディオ「Silverシリーズ」を組み合わせた

このシークェンスでは、サラウンドサウンドにも魅了させられた。どこからともなく聞こえる野生動物の遠吠え、そこにかぶる音楽の物悲しさや環境音の生々しさなど、シーンを演出する音の迫真性が凄い。

素早い起動、使いやすさも高評価

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