ネットオーディオ音質改善の強い味方

かゆいところに手が届く! iFI-Audioのネットオーディオ向けアクセサリー群を一気に試す

逆木 一

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2016年11月22日
■ネットオーディオならではの環境問題を解決する

ネットオーディオではシステムを構築する際、必然的にパソコンをはじめ、NASやルーターなど、そもそもオーディオ用途を意図していない機器を用いることになる。それらの機器は、例えば冷却ファンの搭載や効率最優先のスイッチング電源の採用など、従来のオーディオ機器よりもノイズ源となる要素が遥かに大きい。そのため、ネットオーディオで音質を追求しようと思えば、どこかでノイズの問題に向き合う必要性が出てくる。そして何らかの対策を行おうと思っても、それを可能にする製品はまだまだ限られているというのが実情だ。

iFI-Audioのネットオーディオの音質対策に極めて有効。今回は一挙にその実力を確認する

そんな時に心強い味方となるのが英国iFI-Audioのアクセサリー群だ。ネットオーディオの諸問題にピンポイントに応えるさまざまな製品が用意されており、まさに「かゆいところに手が届く」ラインアップとなっている。

iFI-Audioのネットオーディオ関連アクセサリーは、USB関連・電源関連・その他の大きく三つに分けられる。

■USB環境の問題を根本的に解決する

まずはUSB関連。ネットオーディオで最も多いスタイルはパソコンとUSB -DACをUSBケーブルで接続するものだと思われるが、これはシンプルである反面、大きな問題を孕んでいる。すなわち、パソコンが発するノイズがUSBケーブルを通じて流れ込むというものだ。USB環境の改善は、音質を追求するうえで常に大きな課題となる。

iFI-Audioは早くからUSBの問題に取り組み、徹底的かつ根本的な改善を図ってきた。ノイズ信号と同一の信号を正反対の位相で発生させることであらゆるノイズを能動的にキャンセルするアクティブ・ノイズ・キャンセレーション、USB信号の再クロックと再生成、DCオフセットの除去による再バランス化。同社製品にはこれらの技術が共通して搭載されている。

iPurifier 2(Bタイプ)/¥21,000(税別)

iPurifier 2(Aタイプ)/¥21,000(税別)

iPurifier2(製品DB)はDACのUSB端子に直接接続するタイプのノイズフィルター。最も手軽に導入できる製品でありながら、その効果は歴然。音と音の間のざわつきが拭い去られ、一気に空間が広がるのが分かる。

micro iUSB 3.0/¥60,000(税別)

nano iUSB 3.0/¥30,000(税別)

micro iUSB 3.0(製品DB)とnano iUSB3.0(製品DB)はさらに電源の改善も図ったモデルで、音声信号とバスパワーのデュアル出力が可能。同社のGEMINIデュアルヘッドUSBケーブル(製品DB)などと組み合わせることで、より高品位な信号の伝送が行える。上位のmicro iUSB3.0はデュアル出力ポートを2系統持っており、USB-DACだけでなく、音源を保存したUSBストレージも同時にクリーンな環境で使うことができる。

Mercury Single Head USB Cable/¥16,000(0.5m/税別)、¥22,000(1.0m/税別)

GEMINI Dual Head USB Cable/¥29,000(0.7m/税別)、¥41,000(1.5m/税別)

iFI-AudioのUSB関連アクセサリーは共通して、特定の音調や性格を付加するのではなく、あくまで伝送経路のノイズ除去に優れた効果を発揮する。ノイズフロアの低減による音質改善は目覚ましく、いままで聴いていた音楽にはこんなにも情報が入っていたのか、あるいはパソコンからの信号はこんなにもノイズに埋もれていたのか、ということが実感できるだろう。それぞれの製品を組み合わせることも容易で、USB環境のさらなる改善を図ることもできる。

写真右手前はBタイプのiPurifier 2をmicro iDAC2へ、写真奥はAタイプのiPurifier2をmicro iDSDに接続したところ

micro iDAC2にmicro iUSB3.0を組み合わせ、接続をGEMINI Dual Head USB Cableで行った時の写真

電源環境を改善するiFI-Audioらしいアイテム

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