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【特別企画】話題の最新機種をまるごと使い倒す

【レビュー】編集長・風間がボーズのノイズキャンセリング+Bluetoothヘッドホン「QC35」と過ごした1ヶ月

2016/09/01 編集部:風間雄介
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今年1月、ボーズの「QC25」と「QC20」とともに、約1週間のCES取材に出かけた。そのときの模様はこちらの記事で紹介したとおりだ。

そのときも高い完成度に唸らされたものだが、それがレビューからわずか半年でアップデートされ、ヘッドホン「Bose QuietComfort 35 wireless headphones(QC35)」、イヤホン「Bose QuietControl 30 wireless headphones(QC30)」が発表された。しかも、単なるマイナーチェンジなどではない。どちらもワイヤレスになり、さらに使い勝手を大幅に高めた「超メジャーアップデート」である。

QC35

QC30

当サイトではすでにレビュー記事をお届けしているが、本稿では「QC35」を約1ヶ月間、様々なシチュエーションで試し、そこで得た率直な感想をレポートしていく。結論から先に述べてしまうと、隙の無い素晴らしい製品なのだが、なぜそう感じたかを説明していきたい。

今回はQC35を編集長・風間が1ヶ月使い倒してみた

シンプルで飽きの来ない、上質さも備えたデザイン

まず外観をチェックする。本機には2色のカラバリがあり、ブラックとシルバーが用意されている。ブラックモデルはほぼすべてのパーツやディテールがブラックで、シルバーモデルも同様。これまでの機種は、ブラックモデルであってもシルバーやブルーがあしらわれるなどアクセントが付いていたのだが、今回は完全に同系色で揃えている。とてもシックなデザインだ。

ケースを開けるとこのように収納されている


ブラックモデル(左)と、シルバーモデル(右)の2色をラインナップ
筆者はこのデザインをとても好ましく感じた。何しろ、ブラックモデルはイヤーカップのBOSEロゴまでブラックという潔さ。それでいて各パーツごとに素材感や反射率が異なるなど工夫が凝らされており、同じ色が使われているのに、全体の印象に単調さが微塵もない。シンプルでミニマル、確かな上質さを感じる。

かなりシンプルでミニマルなデザイン。実際に触ってみると筐体に上質感もある

またヘッドホンは長年使うものだけに、飽きが来ないデザインであることも重要だが、これだけシンプルであれば、良い意味で特に意識せず、常に持ち運ぶギアとして付き合えるはずだ。

装着感は抜群。長時間の使用でもストレスフリー

ヘッドホンを装着すると、これまでのQC25と同様、とても快適な装着感に改めて驚かされる。装着したままほぼ1日中仕事をしてみたが、耳が痛くなったりすることはなかった。これであれば長時間のフライトも難なくこなせるはずだ。

イヤーパッド部。表面に合成皮革のプロテインレザー素材を採用している

改めて驚かされる快適な装着感

側圧も強すぎず、かといって弱すぎることもなく、とてもバランス良く仕上げられている。このあたりの基本ができていないと、いくらノイズキャンセリング効果や音質が良くても使う気になれない。QC35は「さすがボーズ」というべきか、長年のノウハウや研究の成果が投入され、快適性においては他社のライバル製品と比べても非常に高い水準にある。

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