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【特別企画】手のひらサイズの本格サウンド。

夏のレジャーのマストアイテム。フィリップスのポータブルBluetoothスピーカー「BT2200/BT50」を聴く

公開日 2016/07/28 16:12 折原一也
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超小型ボディから想像を超えるサウンドが楽しめる「BT50」

フィリップスから発売中のもう1台のポータブルBluetoothスピーカー「BT50」は、よりシンプルに音楽を聞ける超コンパクトなBluetoothスピーカーだ。

「BT50」¥OPEN(市場想定価格3,980円前後)

欧州ブランドらしいポップなデザインの円柱型ボディは、サイズも6.1cmx6.1cmx7.6cmとどんなところにでも置ける。車のドリンクホルダーにも収まる大きさだ。内部には3.8cm口径のスピーカーユニットが上向きに1基取り付けらえており、本体内蔵の2Wのアンプで駆動する。

防水には非対応だが、BT2200よりさらにコンパクトかつお手頃な価格。そのサウンドも、見た目の小ささから想像すると裏切られるパワフルさを備えている。音のチューニング傾向はBT2200と同様で、やはり中域の厚みをしっかり確保しつつ、ボーカルの帯域を前に出してくれる。また上向きに配置されたスピーカーを活かした、リスニングポイントを選ばない広がりある音も好感触だ。

とにかくコンパクトなので、どこにでも置ける。だから場所を選ばず音楽を楽しめる

iPhoneとBT50をペアリングして、こちらでもEDMや打ち込み系のボーカルものを再生してみると、目の前にポンと置かれた小さなボディから音がなっているとは思えない、小生意気な元気の良さを聴かせてくれる。低音のビートはこのサイズながらゴツゴツとしたパワーを感じさせてくれ、高域までは欲張らず中域のパンチ力と厚みに振り切っている点が心地良い。どんなジャンルの音楽を聴いても違和感のない対応力も備えている。

この価格帯でこれだけの音を聴かせてくれるBluetoothスピーカーはほかにそうそう見当たらない。手のひらに隠れてしまうコンパクトサイズである点も、使いみちを広げてくれるはずだ。



ポータブルBluetoothスピーカーが“ある”と“ない”でレジャーの質が変わる。大げさかもしれないが、一度使ったことがある方なら頷いてくれるはず。いつでもどこでも音楽を楽しむための気張らないツールとして、BT2200とBT50をぜひ使ってみてほしい。


【特別企画】 協力:オンキヨー&パイオニアイノベーションズ

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