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カメラ機能・音質などをテスト

【レビュー】「iPhone 6s」のAV機能をチェック。買い替える価値はあるか?

公開日 2015/09/25 19:29 編集部:風間雄介
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3D Touchの押し込む動作には、軽めに押す動作「ピーク」と、そこからさらに強く押し込む動作「ポップ」の2つがある。この2つを使い分けることで、スピーディーに目的の操作にたどり着ける。

3D Touchの用途の典型例が、ホーム画面でアプリアイコンを押したときにショートカットメニューを表示する機能だ。たとえばカメラアプリのアイコンをピークすると、「セルフィーを撮る」「ビデオ撮影」「スローモーション撮影」「写真を撮る」メニューが表示され、すぐに目的の操作を開始できる。これまでは、まずカメラアプリを立ち上げ、そこからメニューダイヤルを回してビデオを選択し…という手順が必要だったが、それら一連の操作を、親指の2タップだけで行えてしまう。

ホーム画面のアプリアイコンを押し込むとショートカットメニューが表示される

3D Touchはオン/オフはもちろん、感度の調整も行える

また3D Touchは、コンテンツのプレビューにも活用できる。たとえばメールの一覧画面で気になるものをピークすると、メール本文がプレビューされる。そこで内容を確認して指を離すと、もとの一覧画面に戻る。ピーク状態で「このメールはじっくり読みたい」と思ったら、そこから強く押し込む(ポップ)ことで、メールが全画面に展開された状態になる。

またこのピークやポップ操作時の、内蔵したTaptic Engineによる「コツン」という感触が心地よく、確かなフィードバック感が得られる。さらに、アプリが3D Touchに対応しておらず、押しても何も起きないときはその旨を振動で知らせるという工夫も施されている。

3D Touchは写真のプレビューにも有効だ。写真のサムネイルが並んだ状態で任意のサムネイルをピークするとプレビューされ、そこから上にスワイプすると「お気に入り」や「送信」、「削除」などのサブメニューが表示される。言葉にすると複雑そうに感じるかもしれないが、筆者はすぐに慣れた。もう少し時間が経てばほとんど意識せずに使いこなせそうだ。

3D Touchに対応したアプリが今のところ純正のものばかりなので、今後サードパーティー製アプリのサポートがどこまで広がるかが鍵だが、少し試用しただけでも、3D Touchにスマートフォンの使い勝手を大きく高めるポテンシャルを感じた。

次ページいよいよ本題。iPhone 6sのAV機能に迫る

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