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従来のSDRの10倍以上の情報量

対応テレビもまもなく登場? 注目HDR技術「ドルビービジョン」の現在

公開日 2015/04/03 10:14 折原 一也
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さらにドルビービジョン対応テレビには必ず「ドルビービジョンモード」も用意される。このモードは「ドルビービジョン・ディスプレイ・マネジメント」回路でディスプレイマッピングのみを行うもので、輝度部分以外にもシャープネスや色調整など、テレビメーカー側の調整は原則としてすべてオフとなる。

現在でもパナソニックやシャープの薄型TV上位機には「THX」による認定を受けた映像モードが用意されているが、ドルビービジョンモードも同様に用意されるものと考えれば良いだろう。

実装方法は「既存TV SoCとFPGAチップ」または「既存TV SoCとドルビービジョン対応のFRC(フレームレートコンバーター)」、あるいは「ドルビービジョンTV SoCと一般的なFRC」、そして「各コンテンツプロバイダへのソフト対応」(これは主に映像配信への対応を想定したものと思われる)が必須になる。また、デバイスの種類としては薄型TVの他にSTBやタブレットも想定しているという。

ドルビービジョンの仕組みを見ていくと、映像制作の現場から、配給・家庭まで、ワークフロー全体に関与し、そのすべてで制作者の意図通りの画質を再現していくための仕組み作りが徹底されている事がわかるだろう。


ドルビービジョンを巡る動きでは、ULTRA HD BLU-RAYの登場が年内、映像配信「Netflix」の国内サービス開始が10月、そしてドルビービジョン対応テレビの登場は近日中になると漏れ伝わってきている。ドルビービジョンがULTRA HD BLU-RAYのオプションとして正式に採用されれば、その発表も近日中に行われるだろう。

HDRのみではない、ドルビービジョンのもたらす次世代の映像体験を期待して待つとしよう。

(折原一也)

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