【特別企画】アコースティックデザインシステム「オープンスタジオ」開催レポート

実例から見る“音の良い部屋”づくり ‐ 楽器もオーディオも両方楽しめる防音室ができるまで 

ファイル・ウェブ編集部

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2015年02月25日
音楽家やオーディオ/ホームシアターファンのための防音工事専門会社、アコースティックデザインシステムは、同社が手がけた物件を見学できる「オープンスタジオ」を開催している。楽器演奏とオーディオを両方楽しめるよう作られた防音室でのオープンスタジオが開催されるとのことで、編集部が取材を敢行。“響きのよい部屋”が完成するまでの経緯を訊くとともに、実際の防音性や響きを体験してきた。


■ドラム演奏もオーディオも両方を大音量で楽しめる部屋

会場となったのは神奈川県在住のY・Kさん邸。ドラムを楽しむアマチュアミュージシャンで、かつ、長年のオーディオファンでもあるというY・Kさんが、車庫だったスペースをドラム演奏とオーディオの両方を楽しめる防音室へと作り替えた物件だ。プロ向けの音楽スタジオを数多く手がけつつ、オーディオファンからの要望にも応えられる同社ならではの物件と言えるかもしれない。

車庫だった1階スペースを外装も含めて大きく手を入れてリフォーム


Y・Kさん

部屋の後方にドラムセットやギターなどが設置されている

防音室は、バンドでの演奏も可能な約20畳のメインフロアと、Pro Toolsなどプロさながらの機材を揃えた約6畳のコントロールルームという構成。メインフロアには、ドラムやギターなどの楽器に加えて、スピーカーやアンプといった各種オーディオ機器、そして120インチスクリーンも設置され、オーディオやホームシアターも楽しめるようになっている。

玄関を入ると正面にコントロールルーム、右手にメインフロアが

6畳のコントロールルームにはプロのエンジニアもうらやむ機材が並んでいる

なおオーディオ機器は、スピーカーがJBL「S3900」で、プリメインアンプがアキュフェーズ「E-600」。プレーヤー類はアキュフェーズのSACDプレーヤー「DP-550」と、ソニーのHDDオーディオプレーヤー「HAP-Z1ES」を使用している。

メインスピーカーはJBL「S3900」

また、シアターシステムは9.1chで、リア、サラウンドバック、ハイトスピーカーは壁面に埋め込んで隠されている。インテリア的に自然であることはもちろん、当然だがホームシアターを楽しむ際の音質も申し分ない。また、スピーカーは比較的簡単に交換できる作りになっており、今後の買い替えなどにも対応可能だ。

プロジェクターも天吊り設置

構造上、大きな梁ができてしまったが、それを逆手にとってスピーカーを埋め込むスペースとして活用。デザイン的にも梁であることを意識させない配慮がなされている

そしてシアターシステムにはBDプレーヤーにソニー「BDP-S5100」、AVアンプにヤマハ“AVENTAGE”「RX-A2030」を使用。別の部屋で受信したケーブルテレビの各種番組をネットワーク経由で視聴できるようにもしている。

加えて、コントロールルームにはモニタースピーカーのほかにヘッドホンも数モデル置かれており、気分を変えたい際にはメインフロアではなくこちらの部屋で音楽再生を楽しむこともあるそうだ。

■“音の良い部屋”が心地良すぎて朝帰り?

そんなY・Kさん邸で開催された「オープンスタジオ」は、アコースティックデザインシステムのスタッフ、施主であるY・Kさん、そして参加者がざっくばらんに会話するというスタイル。スタッフが一方的に説明するというものではないため、参加者それぞれに合ったスタイルで物件を見学できる。

ドラム演奏時やオーディオ再生時の音漏れ具合をチェック

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