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<山本敦のAV進化論>

Android Wearの使い勝手を「LG G Watch R」で検証。AV機器との連携もチェック

公開日 2014/12/04 08:00 山本 敦
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本体質量は62g。腕に装着すると男性ものの少し高級な時計を着けた時と同じぐらいしっかりとしたウェイトがある。本体はIP67の防水・防塵仕様で、ベルトは着脱が可能。LGやGoogleからは本機専用の交換用ベルトが発売される予定は今のところないようだが、22mm幅の市販のベルトを買ってユーザー自身で付け替えられる。

質感の高い本革ベルト。ペンタローブドライバーでネジを外して22mm幅の市販のベルトと交換することもできる

バッテリーは410mAh。初代モデルとほぼ同じ容量で、実際には1日半から2日前後で充電が必要になる。アップルが来春に発売を予定しているApple Watchも毎日のように充電が必要になるという噂があるが、バッテリーの持続時間は、タッチパネルUIを持つスマートウォッチが共通して抱える課題と言える。あとは充電がどれくらい手軽に行えるかというところだが、LG G Watch Rは専用の充電台にUSBケーブルをつないで充電する方式を採っている。充電台に時計を置くだけなので簡単とも言える。

本体背面に心拍センサーも搭載している

一方で、毎日忘れずに自宅で充電してから出かける習慣が身に着いていればよいのだが、もしバッテリー残量が少ないまま一日中外出してしまった時のことを考えると、USBケーブルを直接本体に挿して充電できたほうが便利かもしれない。もちろん両方できればなお良い。

専用の充電スタンド。接点を重ねるだけでよいので手軽と言えばそうなのだが、外出時にバッテリーが切れた時を想定してスタンドも一緒に持ち歩く必要が出てくる

タッチパネルのレスポンスは快適。円形ディスプレイだからといって操作が窮屈に感じられたり表示内容が大きくトリミングされることもなく、カードの文字などしっかり読めるので問題はない。音楽再生時のジャケ写表示がとても美しい。ディスプレイの画質の良さは本機の大きな武器になる。

本体には9軸センサー(ジャイロ/加速度/コンパス)のほか気圧計を内蔵。背面には心拍センサーが付いているので、単体で心拍数も計測できる。

心拍数の計測が手軽に行えるのがG Watch Rの特徴

歩数計はスマートウォッチ上でグラフ表示もできる


■音楽再生などオーディオ・ビジュアル(関連ニュース)でできることは?

それではLG G Watch Rを使いながら、Android Wearで現状利用ができるオーディオ・ビジュアル系の機能を検証していこう。

音楽再生は「Google Playミュージック」アプリに連動して、スマホで再生している音楽を腕時計からリモコン操作できるという機能がある。再生中にはG Watch Rのディスプレイにジャケ写と再生・停止のアイコンが表示され、画面を左にスワイプするとボリュームと曲送りのコントローラーが表示される。時計からできるのは曲送りまでで、アルバム送りができないのが残念。時計単体の操作で、Google Playミュージックアプリを起動させるところまではできるが、その後の細かい再生コントロールにも今後は対応して欲しい。

スマホのGoogle Playミュージックアプリで再生中の音楽をスマートウォッチでコントロールができる。曲送りが一つのアルバム内でしかできないのが今後の課題

10月に実施されたAndroid Wearのアップデートにより、時計の内蔵メモリーにBluetooth経由でスマホから音楽ファイルを転送して、時計とBluetoothヘッドホンなどで再生ができるようになった。ただし、これは残念ながら日本では非対応の機能。前段階としてGoogle Playミュージックアプリで配信楽曲をダウンロードする必要があるのだが、そもそもこの音楽配信サービス自体が日本未導入のものだ。したがって4GBの内蔵メモリーは今のところ音楽ファイルの保存用には使えないことになる。時計をPCとUSB接続して外部ストレージとしてマウントができればファイルの直接転送ができそうなのだが、マウントして内部メモリーにアクセスする方法もない。Android Wearのウェアラブル端末による単体での音楽再生は、サードパーティーのアプリとサービスを待つしかないようだ。

再生中はジャケ写のほかにタイトルとアーティスト名、再生・停止のアイコンが表示される

ジャケ写の画面を左にスワイプするとコントローラーの画面に切り替わる

次ページアプリを追加してAV的な使い勝手を広げる手も

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