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ユニバーサルイヤホンを越えるフィット感と音質

カスタムIEM製作体験レポート − 注目ブランド1964EARSの「1964-Q」を作る!

公開日 2014/01/24 15:34 季刊NetAudio編集部 浅田陽介
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■ついに到着したカスタムIEM、その仕上がりはなんと……

そして、1カ月後……。1964EARSから、ついに我が手元にカスタムIEMが到着した。※納期に2〜3カ月かかることもあるので注意

遂に筆者の手元へ到着した1964EARSのカスタムIEM。重厚な専用ケースとマニュアル、そしてステッカーが同封されていた

ケースには自分の名前が刻印!

送られてきたのはマニュアルとステッカー、そして自分の名前が刻印された重厚なケースに収められたカスタムIEMである。前述のとおり、カラーなどのデザインは全面的に1964EARSへ委ねたため、色々な意味でドキドキしてケースを開ける。

「あれ、思ったより普通の色で完成してきたな…」と半ば拍子抜けしたのも束の間……なんと両耳の最も目立つ位置に漢字で「音楽」という文字が!!

ドキドキしてケースを空けた時は「思ったより普通の仕様だな」と思ったが……

まさかの「音楽」という文字が最も目立つ位置にプリントされていた。これぞ日本の音楽ファンのジャパニーズ・スピリット!

いや、これはアメリカ人的には最高にクールなデザインなのかもしれない。しかし、日本人にとっては……。いや、でもこれは間違いなく他の人とは被らない、世界唯一のデザインのはずだ。うーん、恐るべし、異文化交流。

筆者の1964-Qにプリントされた「音楽」の文字の向こう側には、精密さを感じさせるドライバーユニットが見える。なお、1964EARSは独自設計によるバランスド・アーマチュア・ドライバーを採用している

内側には自分のイニシャルが入り、自分専用のカスタムIEMであるという一種の優越感が味わえる

実物を手にしてみると、非常に質感が良い。特にケーブルは非常に柔らかく作られており、取り回しが非常に楽だ。これはステージ上で動きまわるミュージシャンにとって使いやすいように、というノウハウがあってのことだろう。モールドから見えるドライバーも非常に精密さを感じさせ、「なんだか、すごいものが来たな」と思わせる魅力がある。

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