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鴻池賢三が今注目のモデルを一斉チェック

【特集:“6畳100インチ”プロジェクター集中レビュー】ソニー「VPL-BW120S」

公開日 2013/10/09 12:00 鴻池賢三
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<MODEL 6>
超短焦点投写に対応したソニーのエントリーモデル

SONY
VPL-BW120S
¥OPEN(予想実売価格80,000円前後)>>製品データベース
2012年7月25日発売


形式 画面解像度 明るさ 100インチの最短投射距離 台形補正 (タテ/ヨコ) ズーム 3D対応
3LCD
1,280×800
2,600lm
1.34m
○/ー


■100インチの投写距離はわずか1.3m

わずか1.3mの投写距離で100インチが実現する、WXGA(1,280x800)解像度の超短焦点液晶プロジェクター。レンズはズーム機能を備えていないので、画面サイズは投写距離で調整することになる。

最大輝度は2,600ルーメンを誇り、明るい部屋にも強い。本機最大の特徴は、何と言っても、大口径レンズで実現した超短焦点仕様だ。100インチの画面サイズを得るのに必要な投写距離は1.3m。ソファーに腰掛けて、その前のローテーブルまたは床に本機を設置するようなイメージで使用できる。

タテ方向の台形補正が可能で、自動調整機能も充分に実用的だ。映像の投写位置は本体レンズから高く打ち上げる格好となるが、本体後方に内蔵されたワンタッチ式の脚を調整することで、下方向への調整も柔軟に行える。また、本体前方に2つあるネジ式脚を用いて上方および水平の微調整も可能だ。

■明るさと短焦点を活かしてリビングシアターに導入したい

解像度が1,280×800であるために、至近距離で視聴すると画素間の格子やツブツブ感が若干気になりやすいので、用途やユーザーの好みに応じて視聴距離は調整が必要だろう。また、映像の黒部分がやや青味を帯びて浮く傾向もあるので、完全な暗室よりは明るいリビングでの使用に向いていると言える。明るい映像が投写可能という点でも、やはりリビングシアター向きだ。明るさと投写距離の短さを活かして、設置場所の限定された生活空間にシアターを構築したいユーザーに好適なモデルと言えるだろう。

SONY VPL-BW120S
【SPEC】●解像度:1,280×800 ●明るさ:2,600lm ●コントラスト比:4,000:1 ●騒音:約29dB ●映像入力端子:HDMI×1、コンポーネント×1、S×1、コンポジット×1、D-Sub15ピン×1 ●スピーカー:非搭載 ●外形寸法:313.4W×160.3H×349.3Dmm ●質量:約3.7kg



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