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鴻池賢三が今注目のモデルを一斉チェック

【特集:“6畳100インチ”プロジェクター集中レビュー】ベンキュー「W1080ST」

公開日 2013/10/09 12:00 鴻池賢三
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<MODEL 3>
超短焦点に対応したフルHDプロジェクター

BENQ
W1080ST
¥OPEN(予想実売価格119,800円前後)>>製品データベース
2013年5月下旬発売


形式 画面解像度 明るさ 100インチの最短投射距離 台形補正 (タテ/ヨコ) ズーム 3D対応
DLP
1,920×1,080
2,000lm
1.52m
○/ー


■投写距離1.52mで100インチの大画面を実現できる

フルHD(1,920x1,080)解像度の短焦点プロジェクターで、わずか1.52mの投写距離で100インチの大画面を投写できる。方式はDLPで、最大2,000ルーメンの光出力を誇る。本体サイズはコンパクトで、A4サイズの用紙よりも少し広い面積があれば設置できる。

レンズ周りについては、ピントを保ったままの画面サイズの調整(ズーム)はできないが、映像の大きさ自体は調整でき、タテ方向の台形補正機能も備える。レンズシフト機能やヨコ方向の台形補正機能は非搭載。実際に設置してみると、ソファーの前にあるテーブルから壁面に投写しても、驚くほどの大画面が得られることには驚く。本体内蔵の前脚は長さ調整が可能で、映像を目の高さに合わせるのもワンタッチ。上下の台形補正は自動調整機能も備え、その調整度合いもピタッと正確で実用的だ。

■クロストークが極小の3D映像も魅力

画質面では、フルHDならではの緻密さに加え、DLPらしい明るくキレの良い映像が楽しめる。短焦点レンズ搭載で映像を広角に映し出すが、映像に目立った歪みや明るさムラがなく、一般的な焦点距離のプロジェクターと比較しても違和感がない。DLPで気になりがちなカラーブレーキング現象は、ゼロとは言えないが、映像に集中すれば気にならないレベルに抑えられている。3D映像はクロストークが皆無で、高精細で快適な立体映像が楽しめる。高画質と短焦点を両立したモデルと言え、映画鑑賞から3Dゲームプレイまで、幅広い用途にお薦めできる。

BENQ W1080ST
【SPEC】 ●解像度:1,920×1,080 ●明るさ:2,000lm ●コントラスト比:10,000:1 ●騒音:30dB(最小) ●映像入力端子:HDMI×2、コンポジット×1、コンポーネント×1、ミニD-Sub15ピン×1 ●スピーカー:内蔵 ●外形寸法:312W×109H×244Dmm ●質量:約2.85kg



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