【特別企画】“Reference 501”レポート 前編

“あえて”の2台組み合わせも有効! ティアック「UD-501」&「HA-501」再検証

野村ケンジ

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2013年07月11日
ティアックの「Reference 501」シリーズは、デザイン性と音質を兼ね備えた4つのコンポーネントを揃え、定番と呼ばれるほどの評価を得ている。一方で続々と他社の新製品も登場していることから、改めてその実力を確認したいと考え、全2回にわたって検証を行うことにした。第1回目はUSB-DAC「UD-501」とヘッドホンアンプ「HA-501」をレポートしていく。

TEAC「UD-501」

TEAC「HA-501」

■コンセプトに支持が集まるReference 501シリーズ

同社はコンパクトなボディサイズのデスクトップオーディオ向けラインナップ「Reference」を展開している。「Reference 501」はその中でも上位のラインナップで、アルミを多用した堅牢かつ上質感あるボディデザインと、そのサウンドが好評を博している。

加えて、PCオーディオ環境にマッチした絶妙なラインナップ展開やコストパフォーマンスの良さなど、個々のモデルとしてはもちろん、シリーズとしての一貫したコンセプトを持つことも特徴だ。その点がVGP 2013 SUMMERでも高く評価され、多くの金賞・受賞を獲得することとなった。

「Reference 501」シリーズの4モデルを全2回にわたって取材する。USB-DAC、ヘッドホンアンプ、プリメインアンプ、CDプレーヤーをラインナップしている

DAC内蔵プリメインアンプ「AI-501DA」、ヘッドホンアンプ「HA-501」、USB-DAC「UD-501」、CDプレーヤー「PD-501HR」の4製品がラインナップされているが、今回は「HA-501」と「UD-501」で構築した、ヘッドホンをメインとしたパーソナルな再生システムを視聴した。

■最新スペックと音質へのこだわりを詰め込んだ2モデル

USB-DACの「UD-501」は、5.6MHzまでのDSDファイルに対応に加え、384kHz/32bitのリニアPCM再生まで対応と、現時点におけるネットオーディオ用フォーマットをフルカバーするモデルだ。

音質にも徹底的にこだわっている。DACはバーブラウン「PCM1795」、オペアンプは新日本無線製「MUSES8920」を搭載し、それぞれをL/Rに1基ずつレイアウトしている。さらに、トロイダルコアトランスまでもL/Rごとに1基ずつ搭載し、電源部もチャンネルごとにセパレート。徹底したデュアルモノーラル構造を採用している。

「UD-501」シルバーモデル

「UD-501」の背面端子部。バランス端子を搭載し、2番ホット/3番ホットの切り替えも可能だ

ユーザビリティに目を向けると、入力はUSBの他に同軸デジタル2系統、光デジタル2系統を用意と、様々なデジタル入力を統合的に扱えることが特徴。またフロントパネルにはヘッドホン出力も用意され、単体でも幅広い活用ができるようになっている。

一方の「HA-501」は、ヘッドホンアンプとしての単機能をとことん追求した製品に仕上がっている。その内部は当然、L/Rが完全セパレートされたデュアルモノーラル構成を採用。その回路も、純A級動作のディスクリートアンプを採用するなど、徹底的な音質追及が行われている。

「HA-501」のシルバーモデル

「HA-501」の背面端子部。アナログ入力に特化しており、バランス端子も搭載。今回もUD-501とのバランス接続して試聴した

「HA-501」と「UD-501」のサウンドを再検証

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