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ラジオ体操からデンプシーロールまで様々な運動でテスト

ウェアラブルウォークマン「NWD-W202」はどこまでウェアラブルなのか?

公開日 2009/06/29 15:32 Phile-web編集部・小野
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ソニーから新検索エンジン「ZAPPIN」(ザッピン)を採用したウェアラブルタイプの“ウォークマン Wシリーズ”「NWD-W202」が6月13日に発売された(関連ニュース)。そのウェアラブル性を検証するべく、編集部記者が製品を着用した状態で様々な運動にチャレンジしてみた。

NWD-W202。全4色のカラーバリエーションを用意している

ウェアラブルな点が大きな特徴

■ラジオ体操から“デンプシーロール”まで

まずは軽めにラジオ体操から始めてみることにした記者。調べてみると、編集部から徒歩圏内に「ラジオ体操発祥の地」だという公園があることが分かったため、せっかくなのでそちらで体操をしてみた。

「ラジオ体操発祥の地」とされているのはJR秋葉原駅から徒歩5分ほどの場所にある「佐久間公園」

公園の中央には石碑が設置されている

ラジオ体操第一、第二ともにウォークマンが外れることもなく体操は無事に終了。ラジオ体操には前屈や体を大きくのけぞらせる動作が含まれているが、これらの動きでもウォークマンがズレたりするようなこともなかった。

石碑の横でラジオ体操を行う

はからずも記者の柔軟性のなさが露呈する結果に

続いて試したのは、なわとび。連続的な上下動という振動への対応能力をチェックしてみた。

ウォークマンを装着したままでなわとびに挑戦

先に試したラジオ体操にも飛び跳ねる動きが入っていたため、良好な結果が出ることはある程度予想できていた部分もあるが、やはりなわとびでもウォークマンが耳から外れるようなことはなかった。ジャンプのたびに機体が動いてしまうようなこともなく、なかなか快適に運動を続けられる点も好印象だ。

それでは、横方向の動きに対してはどうだろうか。この点を確認するべく、今度は反復横跳びに挑戦。わざと上半身を大きくブレさせてみたりもしたのだが、そうした動きでも製品はズレなかった。

反復横跳びを行う記者。すでにバテはじめている

続いては、おそらく一般的に最もウェアラブルで使われることの多いであろう運動であるジョギングにトライ。軽めのジョギング、全力疾走、そして階段の駆け上がりと、3種類の走るという動作を試してみたが、やはりそのいずれでも製品がきっちり耳にフィットしたまま外れなかった。

かなり久しぶりの全力疾走

もちろんウォークマンは耳から外れていない


階段をダッシュで駆け上がる

ここまでで「たいていの動きには耐えられそうだ」ということが分かってきた。しかし、そうなると逆に「製品が耳から外れてしまう激しい動きを見つけたい」という思いもこみ上げてくる。そこで、ヘビーメタルを聴きながらかなり大げさにヘッドバンギングをしてみた。

かなり激しく首を振っても製品はズレない

だが、この動きでもウォークマンは耳から外れない。Wシリーズのフィット性能はかなりのものだ。そこで、これまで上下、左右の両方向で試してきた装着テストに、“回転”という方向軸を加えるべく鉄棒にもチャレンジした。

鉄棒に挑戦する記者

回転してもウォークマンは外れない

何回か試してみたが、鉄棒でも製品が外れるような事態は発生しなかった。回転の際に耳元がガタつくようなこともなく、バンジージャンプのような大きな衝撃でもなければ外れないのではないかと思うほどのフィット感だ。

また、ある意味おまけのようなテストになるが、せっかく鉄棒があるということで某ボクシングマンガで有名な「デンプシーロール」の練習にも挑戦してみた。もちろんこちらでも製品は耳から外れることはなかったが、挑戦の代償として記者は体を鉄棒に思い切り打ち付けてしまった。

心の中には「まっくのうーち」コールが鳴り響く。ちなみに記者にボクシング経験はない

せっかくなのでこんな遊具にも乗ってみた

■“2台目需要”目的としてかなり魅力的

様々な運動を通して、かなり激しい動きにも耐えられるウェアラブル性能を持つことが分かったWシリーズ。実際に装着してみて感じたのは、“運動をしていても気にならない装着感の良さ”だ。

耳や頭の形は個人によって差があるため一概に言えない部分もあるが、記者が使用している限りでは、走ったり跳んだりするたびに運動の振動によってウォークマンがガタガタと動いてしまうようなことがなかった。約35gと軽量なことも手伝って、製品を装着しながらの運動には全く支障がないと言える。

そして、ボリュームボタンとジョグダイヤルのみというシンプルな操作系も、こうした用途を考えると非常に便利に感じる。各種操作は右手一本だけ(さらに言うと右の親指一本だけ)で行えるため、運動の最中でも感覚的に音量調節や曲送りなどの操作ができる。

操作ボタン類は右側に集約

新たに開発された独自の楽曲検索方法「ZAPPIN」も、FMラジオのランキング番組を聴いているような感覚でなかなか面白い。お目当ての楽曲を検索するための機能ではあるが、容量いっぱいまで楽曲を詰め込み、シャッフル機能をオンにして「ZAPPIN」状態のままで運動を続けるなどといった使い方をしても良いのではないだろうか。

防水性能がないため多少の注意は必要だが、Wシリーズは“スポーツのお供”としてかなり優秀だと言える。「Eye of the Tiger」や「燃えよドラゴン」などテンションの上がる音楽を聴きながらの運動はかなりの楽しさだ(プロレスの入場曲集などもオススメしたい)。また、スポーツ以外でも、例えば電源のないガレージで自動車の整備をするなどといった際に使用しても良いのではないだろうか。

「S-Master」を搭載した最上位機種「X1000シリーズ」などと比べてしまうと(そもそも比べること自体がナンセンスではあるのだが)、どうしても音質面では敵わないが、Wシリーズも価格以上の実力は備えていると言える。

X1000シリーズ。直販サイト限定のアイスブラックモデル

こうした点を考えると、音質にこだわりを持つPhile-web読者にとっては特に、通勤・通学時にはNC機能も搭載している「X1000シリーズ」でじっくりと音楽を楽しみ、スポーツジムなどアクティブに動く際にはWシリーズを装着するといった使い分けが現実的だろう。Wシリーズは、そうした“2台目需要”を充分に満たしてくれるものであると感じたテストだった。

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