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ビデオカメラにも低価格化の波

2万円で買えるソニーのHDカメラ“Webbie” − その実力を会田肇が自腹テスト

公開日 2009/02/16 18:58 会田 肇
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1月のCESプレスカンファレンスで発表された、ソニーのWebビデオカメラ“WEBBiE”。そのレポートで発売したばかりの「MHS-CM1」を「買いたくなってしまった」と書いたが、その後、すぐにラスベガス市内のSonyStyleへ出掛け、購入してしまった。

本機にはシルバーとパープル、オレンジの3色が用意されているが、筆者はオレンジを選んだ。シルバーじゃあまりに日本人的だし、パープルもちょっと微妙。やはり小さなボディだけに個性を訴えるオレンジが適当と考えたのだ。

サイズはビデオカメラとして考えたら相当にコンパクト。手の中にスッポリと収まる感じてホールド感はなかなか良い

さて価格は199ドルという超低価格の“WEBBiE”MHS-CM1だが、ラスベガスでは7.75%の州税がかかる。よって支払い額は215.49ドル。でも、クレジットカードでの請求額は2万027円で済んだ。数ヶ月前なら2万数千円はした金額だが、円高メリットをしっかりと受けることができたわけだ。ただ、『WEBBiE』本体にはメモリーが同梱されておらず、別売でメモリースティックDuoを購入しなければならない。ラスベガスのSonyStyleで聞くと16GBで税込み130ドル近くになるという。日本で買えば1万円を切って買えると思い、ここでは買わずに帰国した。

さて、日本に帰ってさっそく撮影をしてみた。モニターを開くと約4秒ほどで起動し、撮影可能状態になる。思ったよりも起動は早い。CES2009の会場で触った感じでは、トリガーボタンの位置が押しにくいと感じていたが、実際は親指の位置が適切で操作がとてもしやすかった。撮影時のホールド感も本体の背面を親指全体で覆うような感じになって、軽いボディを支えるのにも都合がよい。ズームレバーやフォトボタンも人差し指でラクに操作できる位置にある。一方で2.5型(4:3)液晶モニターは上下方向の視野角が結構狭い。そのため、正面に開いた状態では被写体がやや反転して映ってしまう。そこで、やや上方向に傾けるようにしたら反転現象は防げた。

モニターは2.5型(4:3)15万3600画素。輝度、解像度ともにあまり高くないため、昼間の明るいところでの撮影は少々ツライ

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