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デュアルカメラシステムを採用

DJI、4/3型センサー搭載ドローン「Mavic 3」。最大5.1K/50fpsの動画に対応

公開日 2021/11/05 19:54 編集部:平山洸太
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DJIは、折りたたみ式ドローンのフラグシップモデル「DJI Mavic 3」を11月18日に発売する。価格は253,000円(税込)。

「DJI Mavic 3」

折りたたんだ状態

Mavicシリーズのハイエンドモデルとして、前モデルから全てのパーツを再設計。カメラの強化や最大200m先の障害物を検知する全方向障害物検知、最大46分の飛行時間など、多方面でアップグレードが行われている。

専用に設計された「L2D-20c空撮カメラ」を搭載。4/3型CMOSセンサーと焦点距離24mmのレンズを採用し、20MPの12-bit RAW画像や、5.1K/50fpsと4K/120fpsの動画撮影が行える。高級カメラブランド「ハッセルブラッド」の基準を満たしているほか、12.8ストップのネイティブダイナミックレンジに対応。絞りはF2.8からF11の間で可変できる。

広角カメラには4/3型CMOSセンサーを採用

デュアルカメラシステムを採用し、さらに焦点距離162mm/F4.4の望遠レンズも搭載する。これにより、デジタルと光学を組み合わせた28倍のハイブリッドズームが可能。新採用のビジョン検知オートフォーカス技術(VDAF)により、オートフォーカス速度も向上させた。

飛行中の障害物検知システムでは、魚眼レンズによる6つのビジョンセンサーと、広角レンズを使用する2つのセンサーを組み合わせた「APAS 5.0」にアップグレード。複雑な環境であっても、障害物を回避する安全な飛行ルートを計画するという。

各種センサーを搭載

また被写体のトラッキング機能を、新たに「ActiveTrack 5.0」へと刷新した。動いている被写体の前後や側面からフォローするだけでなく、被写体の前後左右や斜め、もしくは被写体の側面や周りを飛行しながらのトラッキングが行える。万が一フレームアウトしてしまった場合でも、ビジョンセンサーによって、被写体がフレーム内に再び収まるようにトラッキングを継続するとのこと。

付属の送信機はアンテナ性能の向上により、最大15kmの伝送に対応。1000nitの高輝度画面を搭載るほか、バッテリー駆動時間も最大3時間まで伸ばした。また、ドローン本体の連続飛行時間は最大46分。ドローンの空力性能についても改良され、風圧抵抗性能は前モデルから35%向上、飛行性能も改善している。

飛行中の使用イメージ

ほか、予備バッテリーやキャリーバッグなどがセットになった「Fly More コンボ」を341,000円(税込)、さらにドローンを「Mavic 3 Cine」に変更した「Cine Premiumコンボ」を583,000円(税込)でラインナップ。Mavic 3 Cineには1TBのSSDを内蔵しており、最大ビットレート3772MbpsのApple ProRes 422 HQコーデックに対応する。

折りたたみ時の外形寸法は96.3W×90.3H×221Dmmで、展開時の外形寸法は283W×107.7H×347.5Dmm(どちらもプロペラなしの状態)。また質量はMavic 3が895g、Mavic 3 Cineが899gとなる。

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