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復興パッケージモデルも販売中

スタート・ラボ、福島県伊達市に義援金を寄付 − 地元企業だからこその長期的支援目指す

2012/03/22 ファイル・ウェブ編集部
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(株)スタート・ラボは3月21日、東日本大震災で被災した福島県伊達市にあてて、義援金100万円を寄付した。昨年10月に同市に100万円を贈って以来、今回が2回目となる。

伊達市梁川町のやながわ工業団地に、生産拠点「ザッツ福島」を構える同社。こちらも東日本大震災で大きな被害を受けたが、地元・東北の企業だからこそ、率先して長期的な支援活動「がんばろう!日本」を実施している。

これは、同社That'sブランド製品のトレードマークである“THE 日本製"を“がんばろう!日本"へと置き換えた復興パッケージモデルを販売し、売上金額の一部を伊達市へと寄付するというもの。

「がんばろう!日本」パッケージ。DVD3シリーズが用意されている

同社の揚 伯裕氏は、昨年6月のインタビュー(関連ニュース)にて「支援をするために私たちにできることは何か。やるのであれば身の丈にあった活動を通して長期的且つ継続的にできることは何かを考えました。経営目標が達成できるかまだわからない中で、こういう取り組みに理解をいただき、やらせていただけるのはありがたいことだと思います。小さな会社でできることは限られますが、それが周囲に対して影響を与え、支援の輪がもっと広がってくれればと願っています。また、この『がんばろう! 日本DVD-R』が製造ラインに流れることで、被災者でもあるザッツ福島で働く皆さんを勇気づけることができればと思います」と語っていた。

21日、揚社長と津田雅之・第1営業部長、ザッツ福島の下西武秀工場長が伊達市役所を訪れ、鴫原貞男副市長に目録を手渡した。前回同様、「がんばろう!日本」モデルのDVD300枚も贈ったとのこと。

写真左から鴫原副市長、揚社長、津田営業部長、下西工場長

ザッツブランド製品の生産拠点であるザッツ福島。そこで働く従業員もまた、被災された地元の方が少なくない。「がんばろう!日本」が製造ラインに流れることは、そうした作り手にも頑張ろうという力を生み出す。そしてそれが、さらに被災地である地元への貢献にもつながっていく正のサイクルを創造している。

昨年12月にも「“継続は力なり”。風化することのないよう、われわれができることを継続して行っていくことが大切」と訴えていた揚社長(関連ニュース)。「がんばろう!日本」3アイテムを店頭で見かけた際は、東北の企業が製品に込めた地域復興への思いをぜひ感じていただきたい。

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