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ボディ内手ぶれ補正は7.0段

ソニー、コンパクトなミラーレス一眼に新モデル。高解像度「α7C R」と通常モデル「α7C II」

公開日 2023/08/30 07:56 編集部:平山洸太
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ソニーは、ミラーレス一眼カメラ「α7C R」および「α7C II」を10月13日に発売する。受注開始は9月6日から。価格はオープンだが、α7C Rは45万円前後(ボディ)、α7C IIは30万円前後(ボディ)/33万円前後(SEL2860レンズキット)の実売が予想される(いずれも税込)。カラーは両モデルともブラックとシルバーの2色をラインナップする。

左が「α7C II」、右が「α7C R」

α7C Rは有効約6100万画素、α7C IIは有効約3300万画素の裏面照射型フルサイズCMOSセンサーを搭載する。α7C Rは高解像度モデル、α7C IIは既存モデル「α7C」を強化したモデルという位置づけだ。なお、α7Cの販売は継続するとしている。

コンパクトな筐体にフルサイズセンサーを搭載

両モデルともセンサー以外のスペックはほぼ共通。画像処理エンジンに「BIONZ XR」を採用し、AIプロセッシングユニットを搭載する。これによりリアルタイム認識AFに対応しており、人物、動物、鳥、昆虫、車、列車、飛行機の認識が行える。またボディ内手ぶれ補正は7.0段で、レンズ協調補正をサポート。動画時には手ぶれ補正のアクティブモードも利用できる。

メニューもタッチ可能な新しいものに

オートフォーカスにおける位相差ポイントはセンサーが異なるため、α7C Rが693点、α7C IIが759点。また連続撮影速度は、α7C Rが約8コマ/秒、α7C IIは約10コマ/秒となっている。αについて詳しい方ならお気づきと思うが、センサーはα7C Rが「α7R V」、α7C IIが「α7IV」と同等のものを搭載している。

動画では両モデルとも4K60p/4:2:2 10bitに対応するが、α7C Rは1.2倍のクロップ、α7C IIはSuper35mmモードになるとのこと。クリエイティブルックや、S-Log3、HLG、S-Cinetone、LUTといったピクチャープロファイルも備える。また4K30pでは、7Kオーバーサンプリングに対応する。

左が「α7C II」、右が「α7C R」

電子ビューファインダーは約0.7倍・約236万ドットで、液晶モニターは約103万ドットのバリアングル。約0.59倍のα7Cよりは大きく、約0.78倍のα7 IVよりは小さいファインダーとなっており、輝度についてはα7R Vと同等とのこと。そのほか、本体はマグネシウムボディを採用。細かい部分だが、ストラップを取り付ける三角環は本体との遊びを減らすことで、動画における音の発生に配慮している。

操作面では新たに、前ダイヤルとカスタムボタンを追加した。左側面には、SDカード(UHS-II対応)のシングルスロット、マイクロHDMI端子、ヘッドホン端子、マイク端子、USB Type-C端子を装備。USB Type-Cからの充電については、USB PD(9V3A・27W)をサポートする。またバッテリーはZバッテリー(NP-FZ100)を採用する。質量はα7C Rが約515g、α7C IIが約514g。

左が新モデル「α7C II」で、右が既存の「α7C」

側面端子部

グリップは形状および張り革を変更し、より持ちやすいように配慮している。アクセサリーとしてグリップエクステンション「GP-X2」(22,000円・税込)も用意し、手の大きいユーザーの握り心地を高めることも可能。

α7C RにGP-X2を装着した様子

「GP-X2」

α7C Rには付属品として同梱するが、別途購入することでα7C IIでも利用できる(初代α7Cは非対応)。なおGP-X2はグリップ部分を跳ね上げることで、装着したままバッテリー交換が行えるようになっている。

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