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ビームフォーミングで8つの収音特性を切り替え

ソニー、1台8役のカメラ用マイク「ECM-M1」

公開日 2023/07/12 23:11 編集部:成藤正宣
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ソニーは、ビームフォーミング技術により8種類の異なる収音特性を使い分けられるカメラ用ショットガンマイクロフォン「ECM-M1」を、2023年7月28日に発売する。希望小売価格は45,100円(税込)。

「ECM-M1」

デジタル信号処理を用いたビームフォーミング技術によって4つのカメラカプセルの指向性を制御し、コンパクトなボディで8種類の収音モードを実現したカメラ用マイク。同社のラインナップの中では、1台でさまざまなシーンの音声収録をカバーできるマルチタレントなモデルと位置づけられる。

ビームフォーミング技術により、8種類の収音特性を切り替えられる

収音モードは、「単一指向性」「全指向性」に加えて、「鋭指向性」「後方鋭指向性」「鋭指向性(前+後)」「鋭指向性(前/後)セパレート」「ステレオ」「超鋭指向性」の8種類を用意。

「単一指向性」は前方の広い範囲の音を拾う、打ち合わせや座談会に適したモードで、「全指向性」は全方位の音を均等に拾う、環境音を含む収録などに適したモード。

「鋭指向性」の各モードは前方/後方/前後両方向の狭い範囲の音を拾うもの。例えば「後方鋭指向性」モードは風景動画を撮影しつつ後方から自分が話すようなシーンに適しており、「鋭指向性(前+後)」「鋭指向性(前/後)セパレート」はインタビューの撮影などに適しているという。なお、「鋭指向性(前+後)」は本機の前後から集音し、「鋭指向性(前/後)セパレート」ではその上で前方(1ch)と後方(2ch)に振り分けることで、フロントとリアを後から編集できる。

カメラ後方にいる撮影者のコメントを拾ったり、環境音をまんべんなく収録したりとさまざまな撮影シーンに対応できる

そして「ステレオ」では左右の音をそれぞれ別chに記録。「超鋭指向性」では周囲の音を解析しつつ動的に減衰させ、正面方向の音だけにフォーカスする。こちらではインタビュー自撮りなど被写体が画面中央にあるシーンの撮影に適しているという。

モードは背面のダイヤルを回転させることで簡単に切り替えられ、ダイヤル中央のロックボタンを押すことで録音中の誤操作を防止できる。

収音モードは背面のダイヤルで切り替え可能。ダイヤル中央のボタンを押すとロックされる

ソニー製カメラが搭載するマルチインターフェースシュー(MIシュー)に接続することで、バッテリー/ケーブルレスで使用可能。さらにデジタルオーディオインターフェース対応のカメラとの接続時は、メイン録音2chに加えて全指向性のバックアップ音源2chの最大4chの音声を記録できる。なおバックアップ録音の2chのうち、片方は0dB、もう片方は-20dBで記録される。

本体側面にはデジタル/アナログ接続切り替えスイッチ、ノイズカットフィルター切り替えスイッチ、アッテネータースイッチを、背面には録音レベルAUTO/MANUAL切り替えスイッチ、録音レベル調整ダイヤルも搭載。防塵/防湿に配慮して設計されているほか、低域の振動ノイズを抑えこむ防振構造も採用する。

両側面のスイッチにより、各種機能や設定を切り替えられる

ウインドスクリーンが付属

マイク形式はバックエレクトレットコンデンサー型。周波数特性は40Hz - 20kHz。外形寸法は40W×72.2H×64.4Dmm(突起部除く)、質量は約65g。ファータイプのウインドスクリーンが付属する。

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