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ダクトレールに取り付けるだけで複数のスピーカーを配置できる

ミューシグナル、ライティングダクトレールに直接取り付け可能なWi-Fiスピーカー「Sound Rail」

公開日 2025/11/18 18:25 編集部:太田良司
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ミューシグナルは、ライティングダクトに取り付けできるWi-Fiワイヤレススピーカーシステム「Sound Rail」を発表した。店内BGMやアナウンス用途を想定し、複数台の同期発音に対応。配線工事無しで取り付けできる。カラーは木目/白/黒の3色。

左から木目/白/黒

Sound Railは、同社のWi-Fiオーディオシステム「ミュートラックス」の子機とスピーカーを一体化したモデル。親機から送出した音源をWi-Fi上の無線で受け、商業施設やオフィス、飲食店、学校、公共施設などで配線工事なしに均一な音場を構築できるとしている。

商業施設のBGM、店舗のゾーン別音量コントロール、オフィスのアナウンス/BGM、個別ブースでのサウンドマスキング、学校・公共施設の放送設備増強、展示会・イベントの空間演出などでの用途を想定している。

Sound Rail設置の例

無線同期は独自技術によりスピーカー間の遅延を最大1.2ms以下に抑制。広い空間でも定位や時間軸のズレを感じにくいとしている。また、中継通信対応モデル「SR-CR0」を用いることで、設置環境の制約を受けにくく、スピーカー配置の自由度を高められるとのこと。

中継子機「SR-CR0」併用でスピーカー配置の自由度が上がる

給電はライティングダクトから取得できるため、電源工事やスピーカーケーブルなど不要。照明機器と同様にダクトレールへ装着するだけで導入可能。既存物件でも、短時間で設置可能だという。スピーカーの位置変更や増設が柔軟に行えるので、分散配置により音圧の偏りや圧迫感を抑えやすいと説明している。

親機「SA0」

Sound Rail子機の本体の型番は「SR-CS0」。外形寸法は68W×68H×128Dmm。電源はAC100−240V、50/60Hzで、最大消費電力は10W。入力端子はUSB1(Wi-Fiドングル)、USB2(Wi-FiリピーターまたはGPS受信機)を装備し、出力端子は備えない。

システムの親機「MT-SA0」は、外形寸法が44×24×44mm(幅×高さ×奥行き)。電源はAC100−240V、50/60Hzで最大消費電力は5W。入力は3.5mmステレオミニとmicro USB(給電およびUSB Audio入力)を装備し、出力としてUSB(Wi-Fiドングル)を備える。

なお、2025年11月19日(水)から11月21日(金)に幕張メッセで開催される「Inter BEE 2025」の同社ブース(ホール3、小間番号:3104)にて、Sound Railのデモ展示が行われる。

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