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「くらしのヒントEXセッション秋」をレポート

パナソニック家電で“冬の快適くらし空間”を実現。キーポイントは「節電」「安心」「快適」

公開日 2023/10/18 15:52 編集部 : 伴 修二郎
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パナソニックは、冬シーズン到来を前に大型家電を活用した快適なくらし空間を実現するためのヒントを紹介する展示内覧会「くらしのヒントEXセッション秋 『冬の快適くらし空間(節電と安心)』」を10月17日にパナソニック目黒ビルで開催した。本稿ではその模様をレポートする。

「くらしのヒントEXセッション秋 『冬の快適くらし空間(節電と安心)』」を開催

■高まる大型家電の節電意識。キーポイントは「節電」「安心」「快適」



本イベントは「節電」「安心」「快適」をキーポイントとして掲げ、テレビ&レコーダー、エアコン、洗濯機、冷蔵庫といった同社大型家電の特長を各ジャンルごとに紹介。他社メーカー製品との比較検証もできる展示を行った。

「節電」「安心」「快適」をキーポイントに掲げる

今年の夏が例年を上回る厳しい暑さだったことで「消費者の節電や節約に対する関心は高まっている」と指摘。9月に実施した「電気代・節電・節約に対する意識」をテーマにしたインターネット調査では、64.2%が「電気代が上がった」、8割以上が「節電や節約への意識や関心が高まった」と回答した。

電気代・節電・節約に対する意識調査の結果

本イベントのテーマでもある「家電が暮らしに役立っているか」という問いには、全世代で実に9割以上が「役立っている」と答えている。

快適なくらしを実現するため「家電に対して期待しているか」という問いには、「期待する」が約98%を占め、「家電に任せることで新たな時間や楽しみが生まれる」「家事を同時進行するために家電は必要」といった声が挙がったという。

特にエアコンでは、今冬は節電のため「暖房の利用をガマンする」が54%、エアコン暖房使用時に「乾燥して困る」が62%と半数以上にのぼり、エアコン暖房をより快適にするには「節電」と「湿度」への配慮が必要と訴えた。

今年の冬は節電のため「暖房の利用をガマンする」と答えた方が54%

テレビ・レコーダーでは、今年は野球のWBCにはじまり、サッカー、ラグビー、バスケットボールなどで世界大会が開催され、スポーツに対する世間の関心が大いに高まりつつある。

スポーツ観戦に関する設問では、「スポーツ観戦に対する興味関心は高まっているか」という問いに40%超が「高まっている」と回答。また、「年末年始、おうち時間をどのように過ごすか」という問いでは、「ドラマや映画、特番」(約45%)に、「テレビやスマホでスポーツ観戦」(約30%)が続き、調査結果からもスポーツ観戦熱の高まりが示された。

スポーツ観戦に対する高まりが伺えた

■4K有機EL“ビエラ”フラグシップモデルを比較体験。スポーツ観戦にも最適な高画質と立体音響



テレビ内覧スペースでは、4K有機ELビエラの2023年フラグシップモデル「55MZ2500」が、昨年モデル「55LZ2000」、同スペックの他社メーカー製品と並べられ、比較視聴することができた。

フラグシップモデル「MZ2500」シリーズは、マイクロレンズ有機ELによる「高コントラスト化」「美しい色表現」「色鮮やかな映像」「極まった黒の表現」が特長だ。実際に地上波番組やドラマを比較視聴すると、一目で分かるのが“明るさ”。人物の肌の質感もよりリアルに生々しく感じられる。より引き締まって見える黒表現による、コントラスト表現の高さも印象に残った。

マイクロレンズ有機ELの実力を体感できた

音響面からは、正面に配置されたラインアレイ、横向きのワイドスピーカー×2、上向きのイネーブルドスピーカー×2、低音のウーファー+パッシブラジエーターからなる「360立体音響サウンドシステム+」を採用。Dolby Atmosにも対応し、音に包みこまれるような臨場感あるサウンドを実現する。映画のみならず、ドラマやスポーツ観戦にも最適だと謳われている。

こちらも実際にドラマや人気バンドのライブ映像(Dolby Atmos)で比較体験してみると、しっかりとした立体感のある音響を感じとることができる。ライブ映像はもちろんのこと、ドラマや映画でもテレビ1台で没入感の高い視聴ができるのは驚きだ。

搭載スピーカーの内部構造

ラインアレイスピーカーの特性を利用した「サウンドフォーカス」機能についても紹介する。音波の向きを制御する独自技術を用いて、音が聴こえるエリアや方向を調整できるというもの。夜中に自分だけ聴こえるようにできる「ピンポイントモード」、指定のエリアだけ音を外して視聴できる「エリアモード」など全4種のモードを備えている。

音波の向きはリモコンで細かく調整できる。リモコンで自分がいる方向に音波の向きを変更すると、音が鮮明に聞こえ、外れたところでは音が遠くなる様子が体感できた。エリアモードを活用すれば、寝ている赤ちゃんの方には音を向けないといった使い方もできる。

音の向きを細く調整できる

正面のラインアレイスピーカーの特性を利用した機能

昨今、地震が多い印象を受けるが、吸盤が設置面に吸着することで真空に近い状態になり、地震などの強い揺れでも倒れにくくなる「転倒防止スタンド」も体験することができた。

手で持ち上げても吸着して面から離れない

全自動ディーガでは、面倒な録画予約の設定や忘れがちな番組消去の操作をすることなしに、最大10ch×28日間の自動録画を行ってくれる。これにより、テレビ番組もネット動画のように、番組表から観たい番組を選択すればすぐに視聴できる。倍速視聴にも対応しているので“タイパ”にも優れている。

全自動ディーガ

ネット動画のように番組表から探せる

専用アプリ「どこでもディーガ」では、スマートフォンで録画番組を視聴できるので、電車の中や外出先、家のリビング以外のスペースなど場所を問わない。

録画予約もスマホ上で行えるほか、ディーガに保存した音楽や動画、写真なども確認可能だ。アプリのホーム画面上では、現在放送中の番組の選択や再生回数ランキングも一目でチェックできる。

「どこでもディーガ」アプリ画面

現在放送中の番組や再生数ランキングが確認できる

キャスター付きスタンドで様々な場所に移動して視聴できる“レイアウトフリーテレビ”「TH-43LF1」の実機も展示。テレビチューナー部とモニター部を別体にし、モニター部をキャスター付きスタンドと一体型にしたスタイルとなっている。スタンド周りも電源ケーブルのみでスッキリと配置でき、移動も手軽だ。

「TH-43LF1」

好きな場所にスッキリと壁掛けができる“ウォールフィットテレビ”「TH-55LW1」の実機も紹介。付属の専用金具で、壁から画面まで約3.5cmとぴったり設置できるのが特長だ。同梱する取扱説明書は広げるとテレビサイズになり、金具を配置すべき場所に穴が空けられており、設置作業をしやすく配慮されている。

「TH-55LW1」

取り扱い説明書のイメージ

■節電と安心の家電で“冬の快適くらし空間”を実現



大型家電のコーナーでは、同社家電製品と比較対象となる他社メーカー製品が展示され、同社ならではの性能や仕様を確認できるデモンストレーションが行われた。

冷蔵庫ではドラム式洗濯乾燥機の最新モデル「NA-LX129C」を紹介。業界初と謳う「酸素系液体漂白剤」を自動投入できる「選べるタンク」、はっ水機能をよみがえらせる「はっ水回復コース」が搭載されている。

「はっ水回復コース」では、通常はアイロンやドライヤーを使用して手間がかかるはっ水回復を手軽に行うことが可能だ。ヒートポンプ乾燥の熱を活用したもので、水をかけるデモでは、はっ水回復コースを使用した布はしっかりと水をはじき、高いはっ水性能を備えていることが確認できた。

はっ水機能を備えるアウトドアウェア

写真右の布がはっ水回復コースを使用したもの

おしゃれ着洗剤を入れるタンクで、酸素系液体漂白剤を切り替えて使用できる業界初の機能も搭載。設定はカラーパネルからタッチ操作で簡単に行える。

3つのタンクから自動投入

3タンク目はおしゃれ着洗剤と酸素系液体漂白剤から選べるようになった

大容量12kgの“コンパクトビッグ”を実現する低振動設計では、横回転時の振幅を抑制する「W流体バランサー」、2種類・計4本の「制振ダンパー」、ドラム槽の揺れを検知して回転数を制御する「3D見張りセンサー」を搭載。コンパクトな設置で大容量の洗濯を可能とし、脱水時などにおける揺れを抑制して運転できるという。

流体バランサーのイメージ

脱水での実演デモでは、パーカーやバスタオルが水を含み衣類が洗濯槽の中で偏った状態を再現する約900gの重りが、高速回転に至っても揺れを抑制し、早い運転時間で脱水を終えられることが確認できた。

ヒートポンプ乾燥機能は、高さを抑えた薄型ヒートポンプ部品をドラム上部に配置する「はやふわ乾燥ヒートポンプ」を採用することで、より大風量を実現できる。除湿・乾燥の効率をアップし、時間削減により省エネにも貢献する。通常のヒーター式と比較すると電気代が約半分以下になる結果も確認できたという。

薄型ヒートポンプ部品をドラム上部に配置する

エアコン「Eolia」では、室外機からの排熱を蓄えて霜取り運転に有効活用する「エネチャージ極上暖房」、外気に含まれる水分を取り込み、室内へ送ることで部屋を手間なく早く加湿できる「給水レス加湿」、人の在不在を見分けて自動で運転オフやパワーを弱める「節電機能」により、「より省エネで快適なエアコン暖房を実現する」と説明する。

給水レス加湿システムの構造

霜取り運転時でも室温を下げることなく運転する

室外機が集めた外気中の熱エネルギーを室内に送り、運ばれた熱エネルギーで空気を暖める「ヒートポンプ技術」を採用。これにより、消費エネルギー1から約5倍の熱エネルギーを作り出せる「優れた省エネシステム」とアピールしていた。

フィルター自動お掃除機能によって消費電力を約25%カット

冷蔵庫では、霜つきを抑えて食材のおいしさをキープする「うまもり保存」、自動の節電機能や冬季省エネ運転、気象警報と連携して予冷運転を行う機能を備え、「快適・節電・安心を叶える」と訴求する。

うまもり保存は、冷凍室上段ケースに専用の「うまもりカバー」を搭載することで、温度変化による影響を抑えて食品の霜つきを抑えるというもの。ドアを開けた際の外気の侵入を防ぐとともに、カバーには無数の穴が空けられ、保存中にケース内の湿気を逃がすことできる。

冷凍室上段ケースに専用の「うまもりカバー」

無数の穴があることでケース内の湿気を逃がす

カバーは食材の取り出しやすさなどを考慮しスライド式。霜つきを抑えることで冷凍焼けや調理した際の水っぽさを防ぎ、香りやおいしさを持続させることができるとしている。

写真左がカバーなし、写真右がカバー有りの冷凍食品。霜つきが大きく抑えられていることが分かる

計7種類のセンサーを内蔵することで、冷蔵庫内の各状態を把握して節電をアシストするAIエコナビ「ECONAVI」をサポートする。外気温の低い冬季に庫内の冷やしすぎを抑え、食品や飲み物を適温にキープする「冬季省エネ運転」、気象情報から停電に備えて停電時の保冷時間を約2倍にする「停電そなえモード」を備える。

停電備えモードのイメージ

そのほか、パーソナル食洗機「SOLOTA(NP-TML1)」、自動軽量IH炊飯器「SR-AX1」、ラムダッシュ パームイン「ES-PV6A」といった単身者に最適な家電製品の実機も展示されていた。

単身者に最適な家電製品の実機も展示されていた

本イベントの最後に、パナソニック目黒ビルに構える新プレスルーム「PR Square」をお披露目。パナソニックを語る「くらし空間」をコンセプトに、それぞれ生活シーンをイメージした全3部屋で構成され、PHS・EW商材を含む展示やIoT接続・エアコン実演常設などが行われてる。

部屋の一部の様子

リビング空間を演出

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