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Chromecast built-in対応でストリーミング再生も

パナソニック、テクニクスの技術で高音質化したCDミニコンポ「SC-PMX900」

公開日 2021/06/22 15:43 編集部:成藤 正宣
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パナソニックは、テクニクスブランドの高音質化技術を採用した“Tuned by Technics”仕様のCDステレオシステム「SC-PMX900」を7月30日より発売する。価格はオープンだが、市場では税込76,000円前後での実売が想定される。

「SC-PMX900」

テクニクスブランドの設計思想/高音質化技術を取り入れ高音質化を図るとともに、CD/ラジオ/USB-DAC機能/Bluetooth等々さまざまなコンテンツの再生に対応させたモデル。

同社では本製品について、「巣ごもり」による在宅時間の増加やストリーミングサービスの普及拡大にともない高まっている「さらによい音で音楽を聴きたいというニーズ」に対応し、手軽で高音質を楽しめるミュージックライフを提案するものと位置づけている。

音質面では、テクニクスのフルデジタルアンプ「JENO Engine」をミニコンポPMXシリーズとして初めて搭載。デジタル信号のゆらぎ(ジッター)を低減し、PWM変換誤差を最適化することで、音の奥行きや豊かなニュアンスまでも感じられる緻密な音を再現可能としている。

また、JENO Engineおよびクロック用電源には、テクニクスのフラグシップターンテーブル「SL-1000R」のノイズ抑制回路を応用。従来モデル「SC-PMX150」と比較して約10分の1にあたる約-20dBのノイズ低減を実現し、音源に含まれる空間情報や音色の再現力を向上させた。

再生コンテンツはCD/ラジオ/Bluetoothをはじめ、別売りのUSBケーブルでPCと接続するUSB-DAC機能やUSBメモリーからの再生、またNASでの音楽再生、AirPlay 2などネットワークオーディオにも対応。加えてChromecast built-inにより多くの音楽ストリーミングサービスをサポート。スマートスピーカー等と組み合わせることで「OK Google」のウェイクワードから音声操作も可能となっている。

CD、ラジオ、Bluetooth、USBメモリーからの再生のほか、Chromecast built-in対応により音楽ストリーミングサービス再生もサポート

CD再生時には、デジタル信号処理によりサンプリング周波数の帯域/ビット数を88.2Hz/32bitまで拡張する「CDハイレゾリ・マスター」が利用可能。高精度のリマスター処理により、CD音源をオリジナルに迫る自然な音質で楽しめるとする。ほか、Bluetooth音源の信号圧縮で失われた高域信号を補正する「Bluetoothリ・マスター」、MP3音源を自然な高音質に補正する「MP3リ・マスター」も搭載する。

スピーカーは14cmコーン型ウーファー/1.9cmドーム型トゥイーター/1.2cmピエゾ型スーパートゥイーターを搭載。本体のスピーカー端子はねじタイプを採用し、高級スピーカーケーブルに交換が可能となっている。

背面。スピーカー端子はねじタイプを採用する

アンプの実用最大出力は60W+60W、消費電力は43W。入力端子はAUX IN(3.5mm)/Line(ピンジャック)/光デジタル(角型)を搭載。外形寸法/質量は本体が211W×114H×267Dmm/約2.9kg、スピーカーが1本あたり161W×238H×264Dmm/約3.0kg。

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