エプソン、小型フルHDレーザープロジェクター「EF-11」。Android TV搭載の「EF-12」も

エプソンは、3LCD方式のホームプロジェクター「dreamio（ドリーミオ）」シリーズより、コンパクトサイズのフルHDレーザープロジェクター「EF-11」「EF-12」を11月27日から発売する。価格はオープンだが、エプソンダイレクトショップでの販売価格はEF-11が95,000円（税抜）、EF-12が125,000円（税抜）となる。

コンパクトサイズで場所を取らないレーザー光源搭載プロジェクター。いずれも解像度はフルHD（1,920×1,080）で、明るさは1,000ルーメン、コントラスト比は2,500,000：1となる。液晶パネルには0.62型ワイドポリシリコンTFTを採用する。

レーザー光源寿命は20,000時間、ライトの出力は50%から100％の間で調整可能。また筐体に最適化したクーリングシステムにより動作音の抑制も図っている。3LCD方式によりくっきり色鮮やかな映像投写が可能で、映像視聴のほかにも、パソコンのサブモニターとしてリモート会議用などにも適するとしている。

EF-11は片手で持ち運べる小型軽量設計で、天面と側面にレザーのような質感を、正面は光沢ある素材を用いたデザインを採用。Miracastにも対応する。レンズは1.35倍デジタルズームに対応。画面サイズは投写距離約1.1ｍで50インチ、約1.5mで70インチを実現。最大は150インチまで投写可能。

縦横の台形補正機能を搭載し、補正範囲は縦34度/横40度で、正面からの投写はもちろん斜め横からの投写補正も行える。またオプションのマウントプレート「ELPMB65」を用いてVESA規格対応金具や三脚に取り付けることで、360度設置も可能となる。

内蔵スピーカーは1.5W（2way）×1で、スタンダード／ボーカル／ミュージック／ムービーと4つのサウンドモードも搭載する。端子類はHDMI入力、USB-A 2.0、USB-miniB、ステレオミニジャックを背面に装備。無線機能は非対応となるが、オプションのAndroid TV端末（型番：ELPAP12）を装着しWi-Fi接続することで動画配信サービスなども楽しめる。

EF-12はAndroid TV機能を搭載したモデル。本体はスクエアデザインで、革のような高級感ある質感を採用。パッシブラジエーターを備えたヤマハ製2.0ch高音質スピーカーも内蔵する（出力5W×2）。独自のDSPテクノロジーとAudioEngineによりパワフルかつ立体的な再生が可能とし、映像と音声を一台で楽しめるほか、Bluetoothスピーカーとしても使用できる。

サウンドモードはシアター／テレビ／スタジオ／スタジアム／ライブ/コンサート／カラオケを用意。なお、Netflixの視聴（Chromecast含む）については別途再生機器が必要とのこと。

4K信号およびHDR10/HLGの入力に対応しており、4K/HDRコンテンツをフルHD映像に最適化して投写する。映像面では、質感や素材感を際立たせる「ディテール強調」や、フレーム毎のピーク輝度から自動的にガンマレベルを調整し最適なコントラストで投写する「シーン適応ガンマ補正」など独自の画質調整機能も装備する。

オートフォーカス対応で、自動設置調整機能を搭載。本体を動かしたり付属リモコンの自動調整ボタンを押すことで、フォーカスと映像歪みを自動調整する。また縦置きが可能で、天井に向けて映像投写も行える。EF-11同様にマウントプレート使用で360度設置にも対応する。ほか機能面では120分までのスリープタイマーを搭載する。

端子類はHDMI入力を2系統（うちHDMI2はARC対応）、USB-A 2.0、USB-miniB、ステレオミニジャックを背面に装備。Chromecast built-inに対応し、Wi-FiはIEEE802.11 a/b/g/n/ac（2.4GHz/5GHz）、Bluetooth 5.0 Class 2をサポートする。

外形寸法/質量は、EF-11が175W×58H×175Dmm/約1.2kg、EF-12は175W×128H×175Dmm/約2.1kg。