HOME > ニュース > ULTRASONE、空間再現性を高めた開放型のフラグシップヘッドホン「Edition 15」

これまで培ったノウハウと新テクノロジーを総投入

ULTRASONE、空間再現性を高めた開放型のフラグシップヘッドホン「Edition 15」

公開日 2017/11/03 11:00 編集部:成藤正宣
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
タイムロードは、同社の扱うULTRASONEブランドより、開放型のフラグシップヘッドホン「Edition 15」を発売する。オープン価格だが、予想実売価格は360,000円前後。

Edition 15

同ブランドが蓄積してきたノウハウをすべてつぎ込んだという開放型ヘッドホンのリファレンスモデル。同社が2013年に発売した密閉型ヘッドホン「Edition 5」で採用した、頭内定位を解消しスピーカーで音を聴いているかのような音場を再現する特許技術「S-Logic EX」を搭載する。また、ヘッドホンから放射される電磁波から頭部を守る低域電磁波低減技術「Ultra Low Emission」も採用されている。

ヘッドホン祭のタイムロードブースに出展されたEdition 15

ドライバーは、ゴールドによる振動版とチタニウムによるセンターキャップからなる新設計の40mmハイブリッドドライバー「GTCドライバー」を本機のために開発。ハウジングはアメリカンチェリーウッドの無垢材をメインフレームに、エアフローを考慮しパンチングを施したステンレスプレートを組み合わせている。製品の組み上げは、すべてドイツの職人の手作業によって行われる。

ゴールドとチタニウムのハイブリッドドライバー「GTCドライバー」

木製フレームとステンレスプレートのハウジング

ヘッドパッドは柔軟性と耐久性にすぐれたメリノシープスキン。イヤーパッドは開放型の特性を活かすというマイクロベロアパッドを標準搭載。メリノシープスキンによるイヤーパッドものオプション品として別売りで用意される。イヤーパッドはマグネットによる脱着が可能となっている。

イヤーパッドはマグネット式で簡単に着脱することができる

標準同梱のマイクロベロアパッド(左)とオプションで登場予定のメリノシープスキンパッド(右)

ケーブルは両出しの脱着式で、コネクターは安定した信号伝送と高い信頼性を持つLEMOコネクター。長さ1.2mと3mのステレオミニプラグケーブルと、6.3mmプラグへの変換アダプターが付属品となる。

ケーブルなどが付属する

再生周波数帯域は5Hz〜48kHz。出力音圧レベルは94dB。インピーダンスは40Ω。質量は338g。保証期間は2年間で、ユーザー登録により5年間にまで延長可能。

同社は、11月3日に東京・中野で開催される「秋のヘッドホン祭2017」において製品発表会を開催。ULTRASONEのCEOであるマイケル・ジルケル氏と設計主任のアンドレアス・ファイティンガー氏が登壇した。こちらの模様も追ってレポートする。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
製品スペックやデータを見る
  • ジャンルヘッドホン(単体)
  • ブランドULTRASONE
  • 型番Edition 15
  • 発売日2017年12月20日
  • 価格¥OPEN(予想実売価格360,000円前後)
【SPEC】●インピーダンス:40Ω ●ドライバー:40mm チタン/ゴールドプレイテッド・マイラー ●再生周波数帯域5Hz〜48kHz ●マグネット:NdFeB ●出力音圧レベル:94dB ●質量:336g(ケーブル含まず)