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様々な映像視聴を

エプソン '16年のキーワードは「dreamio style」。ライフスタイル別“大画面体験”を促進

2016/07/21 編集部:杉浦 みな子
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既報の通りエプソンは、ホームシアター向け液晶プロジェクター“dreamio”の新モデルとして、4K/HDRに対応する上位モデル「EH-TW8300/8300W(関連ニュース)」と、リビングシアターでも楽しめる高輝度モデル「EH-TW6700/6700W(関連ニュース)」をリリースした。

EH-TW8300/8300W

EH-TW6700/6700W

同社は本日、この新製品2機種についてメディア向けの製品発表会を開催。エプソン販売(株)取締役 販売推進本部長 鈴村文徳氏によって、ライフスタイルにあわせた大画面体験を提案する「dreamio style(ドリーミオ スタイル)」のキーワードに基づく2016年の製品展開構想が語られた。

鈴村文徳氏

2016年のキーワードは「dreamio style(ドリーミオ スタイル)」

■コンテンツ多様化・高画質化・マルチデバイス化で大きく変わった映像視聴スタイル

「dreamio style」のキーワードは、鈴村氏によれば「より多くの人に、家庭でプロジェクターを使う良さ・楽しさを感じてもらいたい」という思いを込めたものだという。

その考えの発端として、ここ5年ほどの間でテレビ視聴スタイルが大きく変わったことを鈴村氏は挙げた。

NHK放送文化センターの調査によれば、2010年は1週間に毎日リアルタイムでテレビを観ている人は全体の84%ほどを占めていたが、2015年には79%に減少。その代わり、後日録画した番組を視聴している人や、インターネットで動画を楽しむ人が増えている。特にインターネット動画を楽しむ人は、2010年には全体の47%程度だったのが、2015年には56%に増加しているという。

また、映像コンテンツの形態自体も大きく変わっており、まず2013年末には680万人程度だった有料動画配信サービスのユーザーは、2015年末には960万人に増加(ICT総研調べ)。さらに、映像自体の高画質化もトレンドで、4K/HDR映像コンテンツと対応機器が登場したこともあって、最新の高画質映像を一般ユーザーが楽しめる環境になっている。

映像コンテンツの形態も多様化し、高画質トレンドが強い

「YouTubeなど無料の動画配信を見る人が多いのは当たり前だが、有料VODもかなり普及してきている。つまり、自分にあったコンテンツであればお金を払ってでも見るという人が増えているということ。視聴デバイスもテレビだけでなくタブレットやスマホなど多様化しており、ユーザーそれぞれが自分にあったスタイルで楽しめるようになってきたことは大きい」と鈴村氏はコメントした。

そういった市場背景のもとに、エプソンでは今回の新製品2機種を含めた液晶プロジェクター現行4機種をラインナップし、様々なユーザーの映像視聴スタイルに合わせたプロジェクターの価値を提供していく。

現行ラインナップ4機種で、ユーザーに応じた大画面の価値を提供していく

■様々な映像視聴スタイルを大画面でサポートする「dreamio style」

エプソンの掲げる「dreamio style」とは、現在の多様化した視聴デバイスや映像コンテンツをプロジェクターと連携させることで、ユーザーによって異なる映像視聴スタイルそれぞれに対応し、ユーザーのライフスタイルの中に“大画面”の楽しさを付加していくこと。

同社では、従来のホームシアターファンはもちろん、写真愛好家やデジタルギークなどの広い層にも、それぞれのライフスタイルにあわせたプロジェクターの楽しみ方を積極的に訴求していく。そのために、今回の2機種には特にストレスフリーで使える仕様を投入したという。

様々なユーザー層を想定してプロジェクターの価値を訴求していく

写真愛好家の60代男性へのアピール


住空間重視派な30代女性へのアピール

デジタルギークな20代男性へのアピール
「プロジェクター市場の裾野が広がりにくい要因の大きなものは、テレビに比べて接続設置が大変であること。スクリーンを設置する必要性や、機器の配線が複雑であることもユーザーにとってはハードルが高い。そこで新製品では、ワイヤレス化によって配線の煩わしさをなくし、壁に直接投写しても良い明るさを備えることでスクリーンを置かなくても良いようにした」と鈴村氏は語った。

鈴村氏は同社が提供する価値として、「ホームシアターファンの期待にこたえる製品。上質な映像体験を提供する」、「より多くの人にホームプロジェクターのある暮らしを提案する。より多くのお客様の生活を豊かにする」の2点を挙げた。

エプソンが提供するお客様価値は2つのポイント

■EH-TW8300は「現在盛り込める技術を全て投入しながら、従来機種8200と同等の価格帯を実現」

今回発表された新製品のうち、上位機種EH-TW8300は前者の上質な映像体験を提供するモデルにあたり、中級機種EH-TW6700は後者のより多くの人にホームプロジェクターのある暮らしを提案するモデルという側面が強い。

内藤恵二郎氏

セイコーエプソン(株)ビジュアルプロダクツ事業部 副事業部長 内藤恵二郎氏は、上位機種のEH-TW8300について「現在の盛り込める技術を全て投入しながら、前世代モデルのEH-TW8200と同等の価格対を実現した」とアピールした。

EH-TW8300/8300W

従来モデルのEH-TW8200/8200W

また、EH-TW6700については「リビングなど普段暮らしている空間で使えるプロジェクターとして開発した。EH-TW6700を使えば、特別な場所でなくても、いつもの部屋でプロジェクターを楽しめる。大画面の文化をより色々な方に楽しんでほしい」とコメント。

EH-TW6700/6700W

最後に「エプソンでは、より多くの方に大画面の感動を提供することを1つのビジョンとしてる。これからも、大画面の感動でお客様を豊かにする活動を続けていきたい」と結んだ。

二子玉川ライズで今年もプロジェクターイベントを実施

EH-TW5350のレンタルサービスも引き続き実施。サービス利用者の約3割が実際の購入に至っているという

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