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前田敦子さんも登場

第8回DEGブルーレイ大賞は『マッドマックス』。来年は4K UHD Blu-ray賞に期待

公開日 2016/02/17 19:56 編集部:杉浦 みな子
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デジタル・エンターテイメント・グループ・ジャパン(DEGジャパン)が主催する「第8回 DEGジャパン・アワード/ブルーレイ大賞」の受賞作品が発表された。グランプリは『【初回限定生産】マッドマックス 怒りのデス・ロード ブルーレイ&DVDセット(2枚組/デジタルコピー付)』が受賞した。

グランプリを受賞した『【初回限定生産】マッドマックス 怒りのデス・ロード ブルーレイ&DVDセット(2枚組/デジタルコピー付)』

本日、DEGは授賞式を開催。今回からDEGアワードアンバサダーに就任した女優・前田敦子さんもプレゼンターとして登場するなど、盛り上がりを見せた。

授賞式にて、受賞者で集合写真


DEGアワードアンバサダーに就任した女優・前田敦子さん
「第8回 DEGジャパン・アワード/ブルーレイ大賞」は、2015年1月1日〜12月31日に発売されたBlu-rayタイトル 4,135作品の中から、高画質・高音質・高機能といったBlu-rayならではのクオリティを基準に優れている作品を表彰するアワード。2008年に始まり、今年で8回目を迎えた。今回の受賞作品は以下の通り。

■グランプリ
 【初回限定生産】マッドマックス 怒りのデス・ロード ブルーレイ&DVDセット(2枚組/デジタルコピー付)

■ベストBlu-ray 3D賞
 【初回限定生産】ホビット 決戦のゆくえ 3D&2D ブルーレイセット(4枚組/デジタルコピー付)

■ベスト高画質賞・映画部門
 【初回限定生産】マッドマックス 怒りのデス・ロード ブルーレイ&DVDセット(2枚組/デジタルコピー付)
 くちびるに歌を

■ベスト高画質賞・TVドラマ部門
 ストレイン 沈黙のエクリプス ブルーレイBOX

■ベスト高画質賞・企画映像部門
 エクストリームスポーツ:自由への探求 ブルーレイ+DVDセット

■ベスト高画質賞・ライブエンターテイメント部門
 A FLIGHT THROUGH THE ORCHESTRA

■ベスト高画質賞・アニメ部門
 ヒックとドラゴン2 2枚組ブルーレイ&DVD
 花とアリス殺人事件
 Fate/stay night [Unlimited Blade Works] Blu-ray Disc Box I

■ベスト高音質賞・音楽部門
 シベリウス:交響曲全集/ラトル&ベルリン・フィル(クラシック)
 ザ・ビートルズ 1(ポップス他)

■ベスト高音質賞・音響効果部門
 バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)

■ベストレストア/名作リバイバル賞
 黒いチューリップ

■ベストインタラクティビティ賞
 エクソダス:神と王 4枚組コレクターズ・エディション

■審査員特別賞
 山賊の娘 ローニャ 1
 サウンド・オブ・ミュージック 製作50周年記念版 ブルーレイ・コレクターズBOX<5枚組>[5,000セット完全数量限定]

■ユーザー大賞
 ももいろクローバーZ 桃神祭2015 エコパスタジアム大会 LIVE Blu-ray BOX【初回限定版】
 ミニオンズ(※レンタルユーザーが選ぶ特別賞)

審査委員長の麻倉怜士氏は、「どのタイトルもクオリティが高く、受賞作品の選出は大変だった。単に画質が良いのは当たり前の段階にきており、今は映像で映画の作品性をどこまで表現できているかがポイント。結果的に、画質と世界観の両方良いものが選ばれたと思う」と総評した。

特にグランプリを受賞した『マッドマックス 怒りのデス・ロード』については、「『マッドマックス』は映像の解像度が高いことはもちろんだが、映画の荒涼とした空気感までもが高解像度に出ていた。しかもノイズがなく荒涼感が表現されていて作品性が高かった。音響面でも素晴らしく、ドルビーアトモス音声で体験すると本当に上から岩が落ちてくるのを実感できる」とし、「お薦めはチャプター6」と自身の推薦シーンも語った。

グランプリのトロフィーは前田さんが授与

審査委員長 麻倉氏と共に記念撮影

なお、無類の映画好きとして知られる前田敦子さんも、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』はお気に入り作品の1つだという。前田さんは「『マッドマックス』は映画監督からお薦めされて観ました。こういう作品でこんなに感動したのは初めて。映像、音楽、個性的なキャラクターが魅力的で、シンプルなストーリーですが、感動するし、興奮するし、何度見ても楽しい映画だと思います。Blu-rayでももちろん楽しんでいます。これからも、みんなで盛り上がりながら観る作品として楽しみたいですね」とコメントを寄せた。

『マッドマックス』はお気に入り作品の1つと語る前田さん

そのほか、一般ユーザーの投票で決定するユーザー大賞には、過去最多の投票数23,526票の投票が集まり、そのうち最多得票を集めた『ももいろクローバーZ 桃神祭2015 エコパスタジアム大会 LIVE Blu-ray BOX【初回限定版】』が選出された。ももクロのライブBlu-rayは、2年連続でのユーザー大賞受賞となる。また、Blu-rayのレンタル作品が多くなっている現状を踏まえ、今回からユーザー大賞の中に「レンタルユーザーが選ぶ特別賞」が特設されたこともポイント。こちらは上述の通り『ミニオンズ』が受賞した。

また、ワンカット風の映像にあわせて、音楽もちゃんと繋がるようにこだわって製作された『バードマン』がベスト高音質賞・音響効果部門、70mmで撮られた1964年のアラン・ドロン主演作をパリの業者で4Kスキャニングして復刻した『黒いチューリップ』がベストレストア/名作リバイバル賞、15mのクレーンカメラを使ってオーケストラをワンショット撮影した『A FLIGHT THROUGH THE ORCHESTRA』がベスト高画質賞・ライブエンターテイメント部門を受賞するなど、全体を通して注目度の高い作品が選出された。

そして2016年には、4K UHD Blu-rayタイトルの登場も予定されている。DEG会長を務めるウォルト・ディズニー・ジャパン(株)ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン ゼネラルマネージャー 塚越隆行氏は、「DEGアワードは今年で8年目。Blu-rayで高画質高音質の作品を楽しめるように啓蒙してきた。そして2016年は4K UHD Blu-rayタイトルが登場する年になるので、よりいっそう豊かな映像と音楽を楽しむ生活を提案していきたい」とアピールした。

塚越隆行氏

さらに、米DEGから今回の授賞式に駆けつけていたエグゼクティブ・ディレクターのエイミー・ジョー・スミス氏も、「Blu-rayが登場して10年経つが、特に2016年は4K UHD Blu-rayと次世代フォーマットが出るので、映画ファンの方にはより素晴らしい映像を楽しんでいってほしい。4K UHD Blu-rayタイトルについては、来年のアワードで賞を新設できればと思っている」と語った。

エイミー・ジョー・スミス氏

審査委員長の麻倉氏は「この10年間、Blu-rayはSDRの世界だった。ついに今年から4K UHD Blu-rayが登場して、本格的に4K/HDRの時代となることを期待している。来年のDEGアワードには、素晴らしい4K UHD作品がたくさん出てきてほしい」と締めくくった。

会場の外ではUHD BDプレーヤーによる視聴デモも実施していた

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