TechnicsルームやBtoB展示も充実

<CES>パナソニック、BT.2020を98%カバーの8Kディスプレイ。4K対応の高倍率コンデジも

編集部:風間雄介
2016年01月08日
CES 2016のパナソニックブース関連では、Ultra HD Blu-ray プレーヤーや新4Kテレビを別項で紹介したが、本項では参考出展していたものを含め、そのほかの出展内容を紹介していく。

国内でも展開予定、4K対応のロングズームコンデジ

ブースでは、プレスカンファレンスでも紹介された“LUMIX”の新コンデジ「DMC-ZS100」と「DMC-ZS60」が展示されていた。米国では3月に発売される。型番は異なるだろうが、日本でも同等製品が近々発表されるものと予想される。

DMC-ZS100は、1インチセンサーと光学10倍ズームを搭載した製品。同社イメージングプロダクツビジネスユニット 商品企画部 部長の前田将徳氏は、「1インチセンサーで10倍ズーム、しかも4K撮影対応という製品はおそらく他にないはず」と語る。

「DMC-ZS100」

DMC-ZS60は1/2.3インチのセンサーを搭載し、30倍ズームレンズを搭載したモデル。もちろん本機も4K撮影に対応する。

「DMC-ZS60」

同社では、4K撮影を静止画撮影に活かす「4Kフォト」機能をアピールしているが、中でも特筆したいのが「フォーカスセレクト」。昨年末のモデルから搭載された機能なのだが、これが実際に体験してみると非常に便利だ。

フォーカスセレクト機能をオンにしてシャッターを押すと、4Kに近い解像度の動画を、フォーカスするポイントを次々に変えながら撮影する。撮影したあとは、ディスプレイ上でフォーカスを合わせたいところをタッチすると、すぐにそこにフォーカスが合い、ほかの部分がボケる。気に入ったフォーカスの写真が見つかったら、静止画として切り出して別途保存することもできる。

シャッターを押した際、フォーカスポイントが変わっていくことを知らせるユーザーインターフェースも楽しい。しかも大変実用的だ。動きの速い被写体には向かないという弱点もあるが、LUMIXならではの機能として注目したい。

さらにカメラ関連では、100-400mmのマイクロフォーサーズ向け望遠レンズも発表。こちらも3月発売で、価格は1,800ドル程度。F値は4.0〜6.3。「ズームレンズでLEICAブランドというのは同社として初めてで、求められる基準は厳しかったが、しっかりクリアできた。4K動画撮影などにもお使い頂ける」(前田部長)。

100-400mmのマイクロフォーサーズ向け望遠レンズ

カメラ本体を縦位置にしても操作ボタンのイチは変わらない

そのほかカメラ関連では、昨日日本で発表された4Kビデオカメラ(関連ニュース)の北米版も展示していた。

4Kビデオカメラは日本で発表されたものとほぼ同等

またアクションカメラでは、HX-A1をヤマハのバギーに多数取り付けたり、アメリカで人気というアスレチック競技をデモしている人の頭部に付けたりなど、様々な活用方法を提案していた。

ヤマハ製バギーのいたるところにアクションカムをマウント

自分の目線の動画を撮影できる

BT.2020を98%カバーした55インチ8Kディスプレイ

同社ブースでは8Kソリューションも展示していた。さりげなく置かれていたのが、55型の8Kディスプレイ。よく見るとBT.2020を98%カバーしたと、さらりと書いてある。

8Kソリューションコーナー

8Kソリューションの概要

ご存じの通り、BT.2020は次世代放送やUltra HD Blu-rayで使われている、非常に広い色域。民生機では、レーザー光源などを使用しながらでも、カバー率80%を超えたら非常に優秀だ。いったいどうやって98%を実現したのか、同社説明員に尋ねてみたが、一切教えてもらえなかった。

BT.2020を98%カバーしたとさらりと書いてある8Kディスプレイ

そのほか8K関連ソリューションでは、別途ニュースでご紹介した、フルスペック8K信号を1本で非圧縮伝送できるケーブルも出展。コネクタ部は、今回の試作品ではHDMIをそのまま使用したという。プラスチック光ファイバーケーブルを使い、伝送速度は100Gbpsを超えるという。

プラスチック光ファイバーで8Kのフルスペック伝送が行える新技術を紹介

Technics製品を体験できるデモルームも

またブースには、Technics製品を体験できるデモルームも用意された。今回のCESで披露されたSL-1200G/GAEが展示されていたほか、おなじみのプレミアムシリーズや、この春発売となるミドルクラスシリーズ「グランドシリーズ」も展示。実際の音を確かめることができた。

Technicsルームを設置

SL-1200GAE


プラッターには真鍮も使われている

新規開発したモーター部


試聴システム

グランドシリーズもいよいよ販売開始となる


OTTAVA も米国初披露

パナソニックブランドのヘッドホン「RP-HD10」


Technicsブランド初のヘッドホン「EAH-T700」
そのほかの展示内容については写真とキャプションで紹介していこう。

「AVIONICS」がキーワードの一つ

パナソニックが航空会社に提案している機内エンターテイメント


イヤホン「RP-HJX21」

スポーツ向けイヤホン“WINGS”RP-BTS50


欧州で発売されている4K有機ELテレビ「CZ950」

透明にできるディスプレイ。シェルフ内のものを見せたり映像を楽しんだり、どちらも可能だ


マッチョな男性がスポーツしているところを撮影可能だった

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