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世界初のsuperMHL製品

ラティス、USB Type-Cで4K/60fps/4:4:4とUSB 3.1データを同時伝送可能なソリューション

公開日 2015/08/04 16:59 編集部:小野佳希
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米ラティスセミコンダクター・コーポレーションは、USB Type-Cで4K 60fps RGB/4:4:4ビデオと同時にUSB 3.1 Gen 1/Gen 2データを伝送できる世界初のsuperMHL製品として、トランスミッター「SiI8630」とレシーバー「SiI9396」を発表した。


シングルレーンでUHD 4K 60fps 4:4:4の伝送を実現した点などが特徴。BT.2020、ハイダイナミックレンジ(HDR)、オブジェクトオーディオ、HDCP 2.2といった最新のsuperMHL機能をサポートしている。

トランスミッターの「SiI8630」は、最新の携帯電話、タブレット、ノートパソコンで使用されているアプリケーションプロセッサーに搭載済みのHDMI 2.0トランスミッターと、シームレスにつながると同社は説明。MHLスイッチを内蔵しているため、外部に高速スイッチを追加することなく、USB 2.0対応のType-Cコネクターと直接接続できる。また、展開中のSi7033と組み合わせれば、4K 60fpsビデオと同時に、USB 3.1 Gen 1データを伝送できる完全なソリューションが実現可能だという。

レシーバーの「SiI9396」はMHLアダプターやドックなど向けの製品。SiI7023やSiI7033との組み合わせにより、USB Type-C対応のモバイル製品やPC製品を、HDMIディスプレーとキーボード、マウス、外付けストレージなどのUSB機器と接続できるようにする。また、本製品をモニター、プロジェクター、テレビなどに使用して、USB Type-Cコネクターを持ったモバイル機器やPC機器などのMHL/superMHL出力機器と接続することも可能。

これらのソリューションを使用したUSB Type-C製品は、7億5000万台を超える従来のMHL対応製品のほか、今後のsuperMHL対応のテレビ、モニター、AVR、Blu-ray Discプレーヤー、プロジェクター、セットトップボックス、車載製品と接続可能。

同社シニアマーケティングマネジャーのAbdullah Raouf氏は、「当社のsuperMHLトランスミッター/レシーバーは4K60 UHDビデオと同時にUSB 3.1データを伝送し、増え続けるモバイル機器のプロダクティビティ用途に対応できる唯一のソリューションだ」とコメント。「ほかのビデオソリューションは4K 60fpsを実現するために4レーンが必要なため、4K映像とUSB 3.1データの同時伝送ができない」と、同社製品の優位性をアピールしている。

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