TVメタデータの活用事例など紹介

Hulu × dTVのトップ対談も。テレビ/VODの未来を考える「新世紀テレビ大学」開催

編集部:小野佳希

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2015年07月11日
テレビ番組やCMのデータ調査を行う(株)エム・データは、業界関係者向けのイベント「新世紀テレビ大学」を開催。同社が調査しているテレビのメタデータがどのように活用されているのかなどを紹介するとともに、hulu船越雅史氏とdTVの村本理恵子氏との対談などを行った。


■テレビ番組視聴をさらに便利にする「TVメタデータ」

エム・データが調査しているTVメタデータは、テレビ番組やCMに登場した人物や商品などの情報をテキストデータ化したもの。ある番組に誰が出演していたか、開始何分後からどんなコーナーが始まり、そこにどんな商品やショップが何分くらい映ったか、BGMにはどんな曲が使われていたかなどの情報をまとめている。

テレビで放送された各種情報をエム・データ社が細かく記録

こうしたデータを企業は広告活動などに利用するわけだが、テレビやレコーダーでもデータは活用されている。ソニーのBDレコーダーに搭載されている、チャプターよりも細かく目的のシーンにジャンプできる「もくじでジャンプ」、東芝“レグザ”のクラウドサービス「TimeOn」などだ。

AV機器を始め様々な分野でデータは活用されている

また、シャープが提供するスマホ用リモコンアプリ「おしえてリモコン」でもTVメタデータが利用されているし、民放キー局とNHKによるアプリ「ハミテレ」も同様だ。

加えて、日本テレビのソーシャルTVアプリ「wiz」では各番組に登場するスポット情報をユーザーに提供するなど、放送局側が視聴者向けにもデータを利用。

さらに、エム・データと放送局が協力して番組放送前にTVメタデータを作成しておく場合も。TBS「ぶぶたす」アプリでは、放送を見ながらアプリを立ち上げると、番組にリアルタイムで連動して出演者やスポット、商品情報が提供され、クリックでECショップに遷移してそのままその商品を購入するなどとったこともできるようになっている。

TBS「ぶぶたす」での活用例

そのほか一般ユーザーに近いところでは例えば、乗り換え/ルート情報サービス「ナビタイム」でも「TVスポット検索」機能としてテレビメタデータを活用。「○月○日の○時に日本テレビで放送された番組で取りあげられた店」などといったようにスポット検索できる。

■視聴率から「視聴質」へ

では、そのデータはどうやって蓄積しているのかというと、人力だ。同社は茨城県水戸市にデータセンターをもっており、そこでスタッフがテレビを実際に視聴しながら、リアルタイムで出演者や商品名やスポット名などのデータを入力している。

huluとdTVの幹部がテレビやVODの未来を語り合う

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