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スマホ向け音楽ストリーミング再生アプリも開発

【CES】パナソニックブースレポート − 56型4K有機ELテレビや13年モデル一挙展示

公開日 2013/01/09 16:57 ファイル・ウェブ編集部:杉浦みな子
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パナソニック(株)は「2013 International CES」にて、「YOUR TV」「YOUR HOME」「YOUR CAR」「YOUR BUSSINESS」「YOUR JOURNEY」「YOUR COMMUNITY」の大きく6項目に分かれたブース展示を行い、広い分野にわたる同社の技術力をアピールしている。

パナソニックブースの入り口には「エコ&スマートソリューションズ」のキャッチコピー

さらにブース内では、新開発となる「RGBオール印刷方式」を採用した56型4K有機ELテレビ(関連ニュース)の実機も参考出展している。

56型4K有機ELテレビ



■スマートビエラ2013年モデルを一挙公開

「テレビ」のブースでは、先日行われたプレスカンファレンスで発表されたスマートビエラの2013年モデルが一挙に展示されている(関連ニュース)。いずれも本体にはHDDを搭載しないタイプで、外付けUSB-HDDの接続に対応する。国内展開の時期や価格、搭載チューナーの数などの仕様については未定とのこと。

液晶テレビWTシリーズ

WTシリーズの側面


WTシリーズはベゼルのクリアガラスデザインも特徴的


液晶テレビDTシリーズ

液晶テレビETシリーズ


プラズマテレビZTシリーズ

プラズマテレビSTシリーズ

また、ユーザーがテレビを使いやすく変えられる新UI搭載のホーム画面「My Home Screen(マイホームスクリーン)」や、新しくなったスマートフォン/タブレット連携機能「Swipe&Share 2.0」、音声認識機能、プラズマモデルのみ対応のタッチペンによる落書き機能といった各種新機能のデモも実施している。

プラズマテレビ上位モデルが対応するタッチペンでの落書き機能デモの様子。静止画/動画の両方に落書きが行え、落書きした静止画は本体または外付けUSB-HDDにJPGファイルで保存しておくこともできる

My Home Screenは、今回の2013年モデルから採用される新UIのホーム画面で、ユーザーがホーム画面に表示するアプリの並び順や壁紙などをカスタマイズして、使いやすいホーム画面を作成することが可能。カスタマイズ操作は通常、付属リモコンから行うが、音声認識に対応する上位モデルでは、音声操作でも、このカスタマイズを行うことができる。。

新UI「My Home Screen」のホーム画面

「My Home Screen」のカスタマイズ設定画面

また、1台につき複数人のユーザーがそれぞれの好きなホーム画面を登録することができることもポイント。最大いくつまでのホーム画面を登録可能とするかは現段階では未定とのことだが、「家族みんなが登録できる程度に設定する予定」(同社説明員)とのことだった。また、液晶/プラズマともに内蔵カメラを備える上位機種では、カメラを使った顔認識機能によってユーザー1人1人を認識し、それぞれの登録したホーム画面を呼び出せるようになる。

上位モデルは顔認識機能を備え、ディスプレイ上部にカメラを内蔵している


リモコンは、通常のストレートタイプのほか、液晶/プラズマとも上位モデルにはタッチパッド操作に対応するタイプ(写真右)が付属する

■独自のストリーミング音楽再生アプリを今春リリース

オーディオ系製品でも、先日プレスカンファレンスで発表された新モデルが一挙に展示されていた。骨伝導ヘッドホン「RP-BTGS10」や、タブレットをセットできる2.1chワイヤレススピーカー「SC-NP10」、DLNA・Bluetooth・AirPlayと連携するスピーカー“SCシリーズ”“NEシリーズ”など、Bluetooth対応で音楽をストリーミング再生できる製品が揃っている。

骨伝導ヘッドホン「RP-BTGS10」

SC-NE5

パナソニックではこれら製品の発売にあわせ、スマホ向けの独自ストリーミング音楽再生アプリ「Panasonic Music Streaming App」を今春にリリースする。Bluetooth/AirPlay/DLNAの3つをサポートしており、このアプリ1つでデバイス側からそれぞれを介した音楽再生操作を行える。再生機器がパナソニックの製品でなくとも、本アプリを使って再生操作が行える。

「Panasonic Music Streaming App」のUI

アプリを使ったデモを実施

iOS/Android用を無償提供する予定で、iOS版が3月、Android版が4月のリリースを予定している。日本語版も登場するとのことだ。

またAV&ホームシアター関連の新モデルとして、ビエラコネクトに対応するBDプレーヤー「DMP-BDT330/230」「DMP-BD89/79」やストリーミングメディアプレーヤー「DMP-MST60/10」なども出展し、上記のオーディオ製品と組み合わせたデモを実施している(関連ニュース)。いずれも国内展開についての詳細は未定とのこと。

オーディオ機器とBDプレーヤーを組み合わせたデモ


■ビジネス向け20インチ4Kタブレットを開発

また、ビジネス向けに開発された20インチの4Kタブレットも出展した。「紙のカタログを超える電子タブレット」として、事業者がエンドユーザーに製品を訴求するツールとして使われることを目的とした、いわゆるBtoB向けのモデルとなる。筐体の薄さにもこだわり、最薄部は約10mmを実現。OSにはWindows 8を搭載する。

20インチの4Kタブレット

「“紙とペン”の使い勝手を超える」を目標に開発された専用のペンを使って、画面に書き込みを行うことも可能。


■コンデジ&ビデオカメラなどカメラ製品にも新モデル多数

コンパクトデジタルカメラ“LUMIX”の新モデル9機種、ビデオカメラ新モデル9機種も公開されている。

コンデジ新モデルは、光学20倍ズームに対応しWi-Fi機能を搭載する「DMC-ZS30」と、Wi-Fi非搭載版の「DMC-ZS25」。また、Wi-Fi対応タフネスモデル「DMC-TS5」とWi-Fi非対応タフネスモデル「DMC-TS25」。コンパクトでスリムな薄型ボディが特徴的な「DMC-SZ9」「DMC-SZ3」「DMC-FH10」「DMC-XS1」「DMC-F5」をラインナップしている。

DMC-ZS30

DMC-ZS25


DMC-TS5

DMC-TS25


DMC-FH10

DMC-XS1
ビデオカメラ新モデルは、3MOS搭載で明るいF値1.5を搭載するWi-Fi対応上位モデル「HC-X920」のほか、Wi-Fi対応でNFC機能にも対応する「HC-V720」「HC-V520」、光学38倍ズームを搭載する「HC-V210K」「HC-V110」を揃える。また、手にフィットしやすいピストルグリップの「HX-WA30」「HX-WA03」「HX-DC3」、Wi-Fi対応ウェアラブルカメラ「HX-A100」をラインナップしている。

HC-X920

HC-V720


HC-V520


HX-WA30

HX-A100
それぞれ3〜4月にかけて米国で順次発売を予定しており、日本国内でも大体それくらいでのリリースを目指しているという。価格等は未定とのこと。

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