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8番組同時録画可能なストレージも

米Google、独自の光ファイバー網を使ったCATVサービスを開始

公開日 2012/07/27 12:02 ファイル・ウェブ編集部
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米Googleは、カンザスシティーで開始する独自の光ファイバーサービス「Google Fiber」を用いて、独自のケーブルテレビサービスを展開することを発表した。

「Google Fiber」にはいくつかのプランが用意されている。もっとも廉価なのは、初めに300ドルの初期手数料を支払えば、下り5Mbps、上り1Mbpsのインターネット接続を無料で行えるプランだ。ハードウェアではWi-Fiルーター機能を備えたネットワーク接続用端末が提供される。

Wi-Fiルーター機能を備えたネットワーク接続用端末「Network Box」

「Gigabit Internet」プランも用意され、同プランでは月額70ドルで上り/下りとも1Gbpsの高速データ通信が可能。同社では「現在の平均速度より100倍速い」と、そのスピードをアピールしている。このプランでもネットワーク接続用端末が提供されるほか、1TBのGoogle Driveも利用できる。300ドルの初期手数料は不要だが、1年間単位の契約が必要。

月額120ドルで、高速インターネットに加えてテレビサービスも利用可能な「Gigabit + TV」プランも用意。ネットワークボックスが提供され、上り/下り1Gbpsのインターネット接続が行え、1TBのGoogle Driveも利用可能なのはGigabit Internetプランと同様だが、これに加えてテレビ視聴用が可能となり、数多くの放送局の番組がHD画質で視聴可能。またVODも利用できる。

「Gigabit + TV」プランで提供される端末(テレビはセットに含まず。右下のChromebookは299ドルでオプション提供)

同プランにはSTB「TV Box」や、2TB HDDを搭載して8番組同時録画が可能な「Storage Box」、さらにテレビ機能のリモコンとして使え、リモート視聴も可能なタブレット「Nexus 7」もセットとして付いてくる。

「TV Box」

「Storage Box」

「Google Fiber」は現在、カンザスシティーで9月9日まで予約を受け付けている。地域ごとに予約数を集計し、一定の割合に達したら、その地域に光ファイバーを敷設する仕組みを採用している。

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