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「フレキシブルヘッドクッション」採用のフルオープンエア型

ソニー、70mmドライバー搭載の開放型ヘッドホン“MAシリーズ”最上位「MA900」

2012/04/04 ファイル・ウェブ編集部
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ソニーは、民生用ヘッドホンとして世界最大という70mm径ドライバーを搭載し、「フレキシブルヘッドクッション」の採用などで快適な装着性にも配慮したフルオープンエア型のオーバーヘッドホン「MDR-MA900」を4月21日より発売する。価格は30,975円(税込)。

MDR-MA900

ホームユースを想定したオープンエア型ヘッドホン。装着性に配慮した「MA(Multimedia Audio)シリーズ」として新たに展開し、本機を最上級機として、中級機「MDR-MA500/300」やエントリー機「MDR-MA100/102TV」も用意している。本機以外のモデルについては別項で紹介する。

民生用ヘッドホンとして世界最大となる70mm径のネオジウムドライバーを搭載。これにより、オープンエア型ヘッドホンが構造上苦手とする低音再生能力を補った。また、周波数帯域は5Hz〜40kHzと高解像度・広ダイナミックレンジも実現させている。なお、ドライバーには360kJ/m3のネオジウムマグネットを採用している。

70mm径のネオジウムドライバーを搭載

低音再生への配慮については、「アコースティック・バス・レンズ」機構を採用。音響抵抗部材で構成されたボックス型の音響回路を設けて、低音をドライバーユニットの中心部へ集中させることで、密閉型に劣らない低音再生や、伸びのある高音域の実現につなげたとしている。

「アコースティック・バス・レンズ」機構を採用

さらに「インピーダンス整合回路」も搭載。従来のフルオープンエア型ヘッドホンではドライバーユニットの音響制動が低いため、接続機器の出力インピーダンスによって低音の再生能力が6dB以上も変化してしまっていた。これに対し本機では、抵抗ネットワークによる整合回路をドライバーユニットに内蔵することで、例えば据え置き型アンプとDAPなど、ヘッドホンを接続する機器の違いによる音質のばらつきを大幅に低減したという。

装着感への配慮として「フレキシブルヘッドクッション」を採用。頭にフィットしやすいよう、柔らかな素材でフレキシブルに動くヘッドクッションを採用した。

ヘッドバンド部

フレキシブルに動くヘッドクッションを採用

また、スライダー部とグリル部にアルミニウム、ハンガー部にマグネシウムを採用するなど軽金属を多用することで近未来的なイメージを演出するとともに、軽量化を実現。ハウジング部にはABS趣旨を採用したほか、1本の細いヘッドバンド部にしたことなども合わせ、従来機「MDR-F1」からドライバーを大型化したにも関わらず50g減となる約195gという質量を実現している。

ハウジング部

イヤーパッド部

ケーブルは方出しで、長さが3.0m。プラグはステレオミニだが、プラグアダプターが付属する。

プラグアダプターが付属

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製品スペックやデータを見る
  • ジャンルヘッドホン(単体)
  • ブランドSONY
  • 型番MDR-MA900
  • 発売日2012年4月21日
  • 価格¥30,975(税込)
【SPEC】●形式:フルオープンエア型 ●ドライバー径:70mm ●再生周波数帯域:5Hz〜40kHz ●ケーブル長:3.0m ●質量:約195g