HOME > ニュース > <IFA>JVCケンウッド、HDハイブリッドカメラ新モデル「GC-PX10」を出展

新世代LSI「ファルコンブリッド」が欧州デビュー

<IFA>JVCケンウッド、HDハイブリッドカメラ新モデル「GC-PX10」を出展

公開日 2011/09/03 19:51 木寺務(SP)
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
JVCとケンウッドは、合併を10月1日に控え、昨年に引き続き2社合同での出展。中央に「JVC KENWOOD」のアーチを掲げ、「カーエレクトロニクス」「カムコーダー」「ホームエンターテインメント」の3カテゴリーを中心に最新モデルを展開した。

「JVC KENWOOD」のアーチが印象的なJVC ケンウッドブース

アーチ下には両ブランドを代表するモデルが展示された

欧州で高いシェアを誇るカーエレクトロニクスカテゴリーは、ブースの入り口付近で展開している。ヨーロッパ34ヶ国の地図情報をフラッシュメモリーに収録したカーナビ「KW-NT30」や、この8月からドイツでもサービスインした地上デジタルラジオ「DAB+」対応のCDレシーバーなどを出品。カーエレクトロニクス製品を実装したデモカーの展示も人気を集めていた。

デジタルラジオ「DAB+」対応CDレシーバー「KD-DB42」「KD-DB52」

JVCのカーナビゲーションシステムを実装したデモカーも展示

カムコーダーカテゴリーでは、同社独自開発の新LSI「ファルコンブリッド」を搭載した製品のタッチ&トライコーナーを中心に展開。ファルコンブリッドは4K2K映像やフルHD 3D映像への対応に加え、動画と静止画の同時処理などに対応した高速処理が売りの新LSI。国内ではCP+、アメリカではCESで披露されたが、ヨーロッパでは本格的な展示のタイミングが今回のIFAとなったため、多くの来場者の注目を集めていた。

ヨーロッパでは初披露となった新世代LSI「ファルコンブリッド」

EISAアワ−ド「3D カムコーダーアワード2011-2012」を受賞した「GS-TD1」

タッチ&トライコーナーに出品されたのは、フルハイビジョン3Dビデオカメラ「GS-TD1」と新製品となるHDハイブリッドカメラ「GC-PX10」。「GC-PX10」は国内ではすでに発売されているHDハイブリッドカメラ「GC-PX1」のヨーロッパ仕様モデルで、ファルコンブリッドの高速処理能力を活かした高速連写性能や、ハイスピードムービー撮影への対応が特徴の新カテゴリーカメラだ。

HDハイブリッドカメラ「GC-PX1」のヨーロッパ仕様モデル「GC-PX10」

タッチ&トライコーナーは多くの来場者で賑わう

PX1との相違点は、ボディカラーがゴム調のマットブラック仕上げに変更された点や、各ボタンのクリックフィーリングの改良、1,200万画素の高画素イメージャーの搭載(PX1は1,000万画素)、ユーザーインターフェイスの改良などが挙げられる。PX1で得たフィードバックを盛り込み、さらに完成度を高めたモデルで、ヨーロッパでの発売は9月末、価格は899ユーロになる見込みだ。※本稿初出時にGC-PX10のヨーロッパでの発売時期、販売価格に関する記載の誤りがございました。お詫びして訂正申し上げます。

このほか、EVERIOシリーズ最新モデルのヨーロッパモデルの展示や、4K2Kカムコーダーで撮影した映像を4K2Kモニターで再生するデモなども行われていた。

Everioのヨーロッパ仕様モデルが勢ぞろい

ホームエンターテイメントカテゴリーでは、iPad/iPhone/iPod 対応のマイクロコンポーネント「UX‐VJ」シリーズや、ポータブルオーディオシステム“BoomBlaster”「RV-NB70」などのiPod対応マイクロコンポ、Puls X Awardを受賞したヘッドホン「XXシリーズ」などが展示されていた。

4K2Kの高精細さに足を止める来場者も多い

カラーバリエーションも豊富なマイクロコンポーネント「UX‐VJ」


ヨーロッパで高い人気を集める“BoomBlaster”「RV-NB70」とヘッドフォン「XXシリーズ」

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE