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IFA2011グローバル・プレスカンファレンス

サムスンのスマートTVや3D新戦略に注目 ー フィリップス/パナソニックなどがプロダクト展示を開催

公開日 2011/04/16 22:04 ファイル・ウェブ編集部
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ヨーロッパ人気のブランド、フィリップス&レーベの最新製品

ヨーロッパを代表する総合エレクトロニクスメーカーであるフィリップスは、毎年IFAのブースにAV機器から白物家電まで、幅広いラインナップを展示している。今回のイベントではAV機器の最新モデルを中心とした展示が行われていた。

AirPlayのワイヤレスオーディオシステム「DS9800W」

リアにLAN端子を搭載。有線のスピーカーケーブルでつなぐこともできる


iPodの充電用ドックもセットになっている
オーディオコンポーネント“Fidelio”シリーズからは、アップルのAirPlayに対応するワイヤレスオーディオシステム「DS9800W」を展示。左右のステレオスピーカーにWi-Fi機能とデジタルアンプが搭載されており、iPod/iPhone/iPadに保存した音楽ファイルをAirPlay経由で高音質に楽しめる。ヨーロッパでは今春から、バッテリーチャージ専用のドックをセットにして、899ユーロの価格で販売が開始される予定だ。

同じくオーディオコンポの「WM8080」は、DLNA対応のワイヤレスオーディオシステム。ホームネットワーク上のDLNA対応機器と連携して高音質な音楽再生が楽しめる。外付のiPodドックも付属する。ワイヤレス対応のスピーカー一体型コンポ「WMS8080」と組み合わせて楽しむこともできる。

ネットワーク接続に対応するオーディオシステム「WM8080」

スピーカーも一体化したワイヤレスシステム「WMS8080」

薄型テレビはパッシブ方式の3D視聴に対応する「Design Line」シリーズを展示。ホワイトのカラーリングと、アクリルのクリアパーツをコンビにしたスタイリッシュな外観も特徴。ヨーロッパでは5月からの発売が予定されている。またテレビとセットで展示されていた2.1chBDホームシアターシステム「HTS9241」はBlu-ray 3D再生をはじめ、DLNA経由での音楽再生や、本体内蔵のiPodドックによる音楽リスニングなど幅広い楽しみ方を提案するスタイリッシュなモデルだ。

3D対応液晶テレビ「Design Line」シリーズ

3D視聴はパッシブタイプのメガネで対応する


2.1chBDホームシアターシステム「HTS9241」のセンターユニットはiPodドックを内蔵している

中央にチタンドームトゥイーターを配置したスピーカー
デジタルビデオカメラのラインナップも、回転式液晶モニターを搭載するモデルからストレート型モデル、防水モデルまで、ラインナップを幅広く揃える。年内にはWi-Fi対応のモデルも用意されているという。またポータブル・マルチメディアプレーヤー“GoGear”シリーズの最新モデル「Muse」も紹介されていた。

回転折りたたみ式の液晶モニターを搭載するフルHDビデオカメラ

防水タイプのビデオカメラ。本体を縦に構えて撮るスタイルを採用している


音楽や動画の再生に対応するポータブルプレーヤー“GoGear”の最新モデル「Muse」

ヨーロピアンなデザインと、デジタルAVのトレンド機能を積極的に盛り込んだ、オリジナリティの高いオーディオ・ビジュアル製品が毎年IFAの会場で注目を集めるドイツのブランドLoewe(レーベ)は、今回のプロダクトショーで、3DやDLNAに対応した薄型テレビのラインナップを紹介した。

「Individual」シリーズの46V型LED液晶テレビ「Individual 46 compose 3D」

アクティブシャッター方式の3Dメガネで視聴する


本体内蔵HDDのほかに、USB-HDDへのテレビ番組録画に対応する。ブランド純正の高級感のあるUSB-HDDも用意されている
3Dテレビを核とした“ホームエンターテインメント・システム”として展開する「Individual」シリーズは、46V型の3D対応液晶テレビと、メディアセンター、3D対応BDプレーヤー、7.1chサラウンド再生が楽しめる一体型サウンドバーとサブウーファー、シックな外観のシアターラックなどにより構成される。

テレビの3D表示はアクティブシャッター方式に対応する。ヨーロッパではBDレコーダーや録画機能内テレビなど、録画機能を有する製品は日本と比べそう多くはないが、レーベではハイエンドモデルを中心に録画機能を搭載するモデルを開発し、タイムシフト視聴の付加価値を積極的にアピールしている。Individualシリーズのテレビは本体にテレビ番組録画用のHDDを内蔵しており、外付USB-HDDの追加にも対応。DLNAのデジタルメディアサーバー機能も搭載する。レーベが本社を置くドイツでは、衛星放送局のSkyが3D番組の放送を行っている。その3D番組を録画し、好きなときに視聴できるメリットが紹介されていた。なお、会場に展示されていた46V型のLED液晶テレビ「Individual 46 compose 3D」は5,100ユーロ(約60万円)とハイエンドな価格設定。「Individual Mediacenter DR+」は本体内蔵のHDDにCDの音源をWAV/MP3/FLAC形式でリッピングでき、ホームネットワーク経由でテレビなど対応機器へ配信できるメディアセンター。USBメモリーやNASに保存した音楽ファイルの再生にも対応している。

iPodドックを搭載するメディアセンター「Individual Mediacenter DR+」


IndividualシリーズのBlu-ray 3D再生対応プレーヤー

7.1chサラウンド再生に対応するサウンドバー(ラック内左側)とサブウーファー(右側)。ラックもIndividualシリーズ専用に開発されたもの
「Art32」はパーソナルサイズの32V型液晶テレビ。DLNAのデジタルメディアプレーヤー機能も搭載し、ネットワーク上のDMS対応機器に保存したコンテンツの再生が楽しめる。本体にはWi-Fi機能を内蔵しており、オプションでテレビ番組録画用のHDDも乗せることができる。本機に搭載されている「Loewe MediaPortal」は、ネットワークにつながれた機器上の動画/音楽/静止画コンテンツや、インターネット上のコンテンツをスマートに一覧表示できるオリジナルのユーザーインターフェース。インターネットブラウジングやネットラジオ、VODコンテンツの再生なども楽しめる。

ネットワーク機能やHDD録画にも対応する「Art32」

スマートTV的な機能や使い勝手を提供するレーベ独自のUI「Loewe MediaPortal」を搭載する


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