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CEATEC JAPAN 2009レポート
CELL REGZAの画質を速攻レビュー − “高画質の伝道師”村瀬孝矢氏が「55X1」の実力に迫る
村瀬孝矢
2009年10月07日
まぎれもなく液晶テレビの最高峰に位置すると言える「55X1」の高画質
多くのオーディオ・ビジュアルファンに注目を浴びてきた、東芝のフラグシップテレビ“CELL REGZA”「55X1」がベールを脱いだ。ダイナミックコントラストの値が「500万対1」という驚くべき数値を実現。LEDバックライトの性能が大幅に向上したことから、黒色の表現力がいっそう高まり、白側はピーク輝度の向上も達成された。最も注目すべきはこのピーク輝度性能であり、1,250カンデラという明るさを実現したことによってどんな映像が表現できるようになったのか、非常に楽しみだった。一般的な液晶テレビの明るさは500カンデラほどで、“CELL REGZA”が登場するまではこの明るさでも十分と感じていたほどだった。今回はCEATEC JAPAN 2009会場の東芝ブースに設けられた「55X1」のシアタールームにて、本機の画質を視聴できる機会を得ることができたので、早速そのインプレッションを報告しよう。
「55X1」の画質は、同じくLEDバックライトを搭載した東芝の液晶テレビ「55ZX8000」と比べて視聴を行った。デモ映像では、昇る朝日、夜景に浮かぶ窓の光、さらに直射日光下の花の輝きなどで、優れた輝度性能の恩恵を目の当たりにした。仮にこれが画面全体で輝いたら相当に明るいのではと思うほど、圧倒的な力がそこにある。今回は試作機によるデモだったことや、或いはCEATEC会場での視聴という条件の制約もあったが、その類い希な表現力を十分に実感することができた。
黒浮きの少なさも良好で、階調表現力が非常に優れていると感じた。またLED光源による発色性の良さにも説得力がある。コントラストが高く、かつ色再現性も高い映像がここに存在しているのだ。本機の映像はまぎれもなく液晶テレビの最高峰に位置すると言えよう。
さらにCELLプロセッサを採用し超解像技術のグレードアップを図ったことで、よりすっきりとしたエッジ表現と色切れの良さを獲得している。BDの映画ソフトもクリアで立体感に優れる緻密な映像が表現できている。レグザ技術陣が思い描く液晶テレビが、ようやくひとつの完成型に達成したのではないだろうか。今後発売までの期間にLEDバックライトの制御を含めて、さらに画質が追い込まれて行くことで、どんなテレビに仕上げられるのか非常に楽しみだ。
「55X1」のもう1つの魅力は優れた機能性だ。まさに次世代のテレビを標榜する超ハイレベルな出来映えであると感心した。地デジ8chの約26時間同時録画による「タイムシフトマシン」の機能は、ユーザーの生活におけるテレビの役割を変革していくことだろう。
◆筆者プロフィール 村瀬孝矢
948年、愛知県生まれ。オーディオ専門誌「ラジオ技術」誌の編集を経て、1978年よりフリーでA&V評論やコンサルティング活動を始める。 1991年にAV&Cの普及を目指したAVC社を設立。1998年よりプロジェクター専門誌「PROJECTORS」誌を編集、発行。国内外メーカーの最新プロジェクターを同一条件でチェックしており、国内でもっともプロジェクターの素性を知る人間のひとりである。日本画質学会副会長も務める。
多くのオーディオ・ビジュアルファンに注目を浴びてきた、東芝のフラグシップテレビ“CELL REGZA”「55X1」がベールを脱いだ。ダイナミックコントラストの値が「500万対1」という驚くべき数値を実現。LEDバックライトの性能が大幅に向上したことから、黒色の表現力がいっそう高まり、白側はピーク輝度の向上も達成された。最も注目すべきはこのピーク輝度性能であり、1,250カンデラという明るさを実現したことによってどんな映像が表現できるようになったのか、非常に楽しみだった。一般的な液晶テレビの明るさは500カンデラほどで、“CELL REGZA”が登場するまではこの明るさでも十分と感じていたほどだった。今回はCEATEC JAPAN 2009会場の東芝ブースに設けられた「55X1」のシアタールームにて、本機の画質を視聴できる機会を得ることができたので、早速そのインプレッションを報告しよう。
「55X1」の画質は、同じくLEDバックライトを搭載した東芝の液晶テレビ「55ZX8000」と比べて視聴を行った。デモ映像では、昇る朝日、夜景に浮かぶ窓の光、さらに直射日光下の花の輝きなどで、優れた輝度性能の恩恵を目の当たりにした。仮にこれが画面全体で輝いたら相当に明るいのではと思うほど、圧倒的な力がそこにある。今回は試作機によるデモだったことや、或いはCEATEC会場での視聴という条件の制約もあったが、その類い希な表現力を十分に実感することができた。
黒浮きの少なさも良好で、階調表現力が非常に優れていると感じた。またLED光源による発色性の良さにも説得力がある。コントラストが高く、かつ色再現性も高い映像がここに存在しているのだ。本機の映像はまぎれもなく液晶テレビの最高峰に位置すると言えよう。
さらにCELLプロセッサを採用し超解像技術のグレードアップを図ったことで、よりすっきりとしたエッジ表現と色切れの良さを獲得している。BDの映画ソフトもクリアで立体感に優れる緻密な映像が表現できている。レグザ技術陣が思い描く液晶テレビが、ようやくひとつの完成型に達成したのではないだろうか。今後発売までの期間にLEDバックライトの制御を含めて、さらに画質が追い込まれて行くことで、どんなテレビに仕上げられるのか非常に楽しみだ。
「55X1」のもう1つの魅力は優れた機能性だ。まさに次世代のテレビを標榜する超ハイレベルな出来映えであると感心した。地デジ8chの約26時間同時録画による「タイムシフトマシン」の機能は、ユーザーの生活におけるテレビの役割を変革していくことだろう。
◆筆者プロフィール 村瀬孝矢
948年、愛知県生まれ。オーディオ専門誌「ラジオ技術」誌の編集を経て、1978年よりフリーでA&V評論やコンサルティング活動を始める。 1991年にAV&Cの普及を目指したAVC社を設立。1998年よりプロジェクター専門誌「PROJECTORS」誌を編集、発行。国内外メーカーの最新プロジェクターを同一条件でチェックしており、国内でもっともプロジェクターの素性を知る人間のひとりである。日本画質学会副会長も務める。
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