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IFA2009レポート

フナイ、Audysseyと共同開発したサウンドバーなど多数のプロトタイプを出展

公開日 2009/09/07 09:42 Phile-web編集部・小澤
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船井電機のブースでは、Audysseyの技術を採用したフロントサラウンドシステムやインターネットラジオ対応のBDプレーヤーなど多数のプロトタイプが展示されている。

なかでも目玉となるのがサウンドバー。Audysseyの技術を採用しており、合計12個のスピーカーユニットでフロントサラウンドを実現する。再生周波数帯域は40Hz〜20kHzで、出力200WのクラスDアンプを搭載している。接続端子はHDMI(ver.1.3a)とアナログRCA(2ch)、S/PDIF。


Audysseyと共同開発したサウンドバーのプロトタイプ

本機のスペック
サラウンド技術として、5.1ch/7.1chソースのサラウンドを最大11.1chまで拡張する「audyssey DSX(Dynamic Surround Expansion)」の派生技術を本機用に専用チューニングしたものを搭載。前方のスピーカーのみで音の横の広がりが出るよう工夫しているという。

そのほか自動音場補正技術MultEQや、ディスクの切り替え時など様々な場面に生じる音量差を自動的に調整するAudyssey Dynamic Volumeなどの技術を搭載。BassXTで低音を強化したのも特徴のひとつで、リスニングポイントでの音圧を測定し、ボリュームを下げた際も最適なバランスを提供できるとのこと。これらの技術により、難しい調整を行わなくても、プリセット設定で良い音が楽しめる。

本機は今回のIFAでの反応を見て発売を検討するとのことだ。また同社は今後BDプレーヤーを搭載したサウンドバーの発売も考えているという。

そのほかユニークな製品としては、インターネットラジオが聴けるBDプレーヤーが挙げられる。こちらは今年末に北米で発売を予定している。


インターネットラジオに対応したBDプレーヤーを展示
本機にインターネットラジオデータベースを提供しているvTuner社の説明員は「インターネットラジオは電波状況などを心配せず常にクリアな聴取ができること、さまざまな国の番組を聴けることが魅力。ヨーロッパでは日本よりもラジオリスニングへのニーズが高いが、本機はPCを立ち上げなくてもすぐインターネットラジオが聴けるのが特徴。多くの人に知られたFUNAIの製品が対応することで、一般ユーザーにこのメリットを届けることができる」と語っていた。

またGoogleのAndroidプラットフォームを採用した42V型テレビとスマートフォンも展示されている。


Androidプラットフォームを採用したスマートフォン

本機のスペック
WiFiを使用し、テレビとモバイル間でムービーなどのコンテンツをムーブしたり、メールをテレビとモバイル両方で閲覧したりすることが可能。またショッピングにも大きな利点があると説明する。「テレビには決済機能がないし、モバイルは画面が小さく商品を探しづらい。両機を使うことによって、テレビの大画面で商品を選び決済はモバイルで行うということが可能だ」(同社説明員)


1台で縦・横にスライドすることができ、テンキーモード、フルキーモードに加え再生/停止などの操作ができるAV Navi modeなどとして操作が可能だ

テレビからモバイルへ映像をムーブしているところ


両機の使用イメージ
こちらは来年頃の発売を予定しているとのことだ。

そのほか、iPod内の映像をBDプレーヤーで1080pにアップスケールし、HDMIから出力するシステムも展示。今後BDプレーヤーのi/pスケーラーの性能を向上させることで、画質のクオリティアップを目指すという。さらにBDプレーヤーのフューチャーモデルもモックアップで登場。コンセプトは、リビングのテーブル上で操作できるBDプレーヤー。wirelessHDMIに対応させ、テレビから話しても使えるような仕様を検討しているとのことだ。

iPodの映像をBDプレーヤー経由でHDMI出力できるシステム


BDプレーヤーのフューチャーモデル

前方パネルがこのようにスライドする仕組みになるという

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