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Display 2009レポート

ソニー、21V型有機ELディスプレイを国内初披露 − 3Dディスプレイのデモも実施

2009/04/15 Phile-web編集部
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4月15日から17日まで東京ビックサイトで開催されるフラットパネルディスプレイの総合展示会「Display 2009」。最大の展示面積を誇るソニーブースでは、同社の最新技術と高い省エネ性能をアピールする展示が行われている。中でも21V型有機ELディスプレイ試作機と3Dディスプレイ試作機は大きな注目を集めていた。

21V型有機EL、3DディスプレイともにCES2009で参考出展されていた(関連ニュース)。21V型有機ELディスプレイはXEL-1と同様にスーパートップエミッション方式を採用する。また薄さ0.3mmの11V型ディスプレイも技術展示されている。

21V型有機ELディスプレイ試作機の展示

21V型の画質


薄さ0.3mmの11V型ディスプレイも技術展示されている
3DディスプレイはREAL D方式の3D映像を液晶テレビで表示するデモを実施している。国内初のお披露目となるだけに、ディスプレイの前は常に多くの人で賑わっていた。同社説明員は「SCEやSPEなどグループ会社の豊富なコンテンツを活かして展開していきたい」と語っていた。

3Dディスプレイのデモの様子

メガネをかけて視聴する

またブースにはブラビアの省エネ性能を訴求するスペースも大きく設けている。最新のエコモデル「V5シリーズ」を展示し、ブラウン管との消費電力比較やV5シリーズに搭載するバックライトの解説などを行っている。


KDL-40V5

02年に発売されたブラウン管テレビ
V5シリーズは独自技術により細管化に成功したテレビ用HCFLバックライトを採用し、さらに人感センサー、省エネスイッチという省エネ機能を搭載することで、年間消費電力を157kWh/y(46V型)、138kWh/y(40V型)に抑えたモデル。


中央が細管化を実現したHCFLバックライト
テレビ用細管HCFLバックライトは、ダブルヘリカルのフィラメントを使用することで外径約5mmの熱陰極管を実現、高輝度と低消費電力を両立させている。従来の薄型テレビに搭載されているCCFL方式に比べ、消費電力を約40%削減した。

人感センサーの体験コーナーも用意。人がいないことを認識すると自動的に消画状態になり、再びテレビに近づくと出画される機能で、こまめに節電することができる。センサーはディスプレイの下に配置され、感知範囲は半径約3mだという。

人感センサーの体験コーナー

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