CES2009レポート

<東芝(2)>CELL TVにも搭載を検討 − “手かざし”がユーザーインターフェースを変える

Phile-web編集部・風間

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2009年01月09日
東芝のブースは展示内容が盛りだくさん。前項で紹介したREGZAに続き、注目の出展内容をレポートしていこう。


「空間モーションインターフェース」を操作しているところ

EPGのメタデータなどをもとに、大量のコンテンツをわかりやすく探すことのできるUIのデモ
まず、赤外線センサーを用いたハンドジェスチャーUIを見てみよう。同社では「空間モーションインターフェース」と呼んでおり、その名の通り、手を動かすことでコンテンツの選択や再生、停止、早送りや巻き戻しなどのトリックプレイが操作できる。


壁型表示画面

球型表示画面
ユーザーインターフェースも凝っており、コンテンツリスト表示画面は壁型表示と球型表示の2種類を用意。どちらも、手を動かすことで壁を動かしたり、球形を3次元で回したりすることができる。再生時に早送りしたい場合は、手を横に動かすことで直感的に操作が行える。今後はメニュー操作やボリューム調節、チャンネル選局などもジェスチャーで行えるよう改良を検討する。

同種の技術は、昨年のCEATECでパナソニックが展示していた(関連ニュース)。パナソニックの方式は複数のLED光を用い、システムが非常に高価だが、東芝の開発したシステムは、1つの赤外線センサーで対象物の形状や奥行きを判断するため、低コストで実用化が可能という。

また、今回はセンサーが存在することを強調するため、あえてテレビの上にセンサーボックスを設けたが、テレビにセンサーを内蔵することも容易に行えるという。

同社では1〜2年後の実用化を目指したいとしているが、唯一の難点は、赤外線センサー自体は安価だが、その情報を解析するための処理が重いこと。通常のテレビに搭載されているLSIなどでは処理が行えないという。今回のデモでは、処理をPCで行っていた。このため同社では、2009年秋に発売するCELL TVにこのユーザーインターフェースを採用することを検討しているという。

東芝が考える、AV機器に必要とされるネットワーク機能とは

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