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<CEDIA2008:ソニー(2)>HDマルチルーム配信時代へ - ソニーの提案から見える明日

2008/09/07
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昨年のCEDIA EXPOレポート(関連ニュース)でも書いたが、ソニーは北米で最有力なカスタムインストールソリューションメーカーとしても知られている。その事実を知らなかったため、昨年はただ単に驚くだけであったが、しかし今年は多少冷静にソニーのソリューションを見つめることができた。

さて、ソニーの数多のソリューション提案の中でも、とりわけ目を惹いたのが「Homeshare HD」と銘打った、HDコンテンツのマルチルーム配信システムであった。これはホームシアタールームに置かれたHDソース機器を、ディストリビューションパネル「HS-MD1」を介して、住まいのさまざまな空間に送り出すというものであり、各種キーパッド、IRメモリーパッドとともに、展示されていた。

「Homeshare HD」と銘打たれた展示の様子。CRESTRONの「Adagio Digital Media System」と並んで、インストーラーの注目を集めていた

「Homeshare HD」の概念図、及び使用する機器の例

コアシステムとなる「HS-MD1」は、4ゾーンのHD配信を含む8ゾーンへの映像配信が可能となっており、HDコンテンツのマルチルーム展開に備えている。

「Homeshare HD」のコアとなるディストリビューションパネル「HS-MD1」(上)と、パワーサプライ「HS-AC1」(下)

各種キーパッドやローカルオーディオポート、AVウォールポートも用意されている。「Homeshare HD」にはサブタイトルとして、「Introduction the next generation of HD Multi-Room」と付けられていたが、まさしく本格的なHD配信時代の幕開けを感じさせるものであった。

ローカルオーディオポート「HS-WA1」

AVウォールポート「HS-AC1」

なお、この予感はCEDIA EXPOにおいて、ソニーとほぼ同じ規模(EXPO全体で最大規模)のブースを展開するCRESTRONの提案を見て、確信に変わった。

詳しくは別項でレポートしているCRESTRONの記事をお読みいただきたい。さらに詳しくは10月20日発売の『ホームシアターファイル』vol.50/12月号をお読みいただければ幸いである。

(ホームシアターファイル編集部・川嶋)

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