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三洋、非圧縮HD映像無線伝送技術を開発 − 今年度後半にプロジェクターへ採用

2008/08/01
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三洋電機(株)は、1080i/720p映像を非圧縮で無線伝送できる技術を開発し、同機能を搭載したプロジェクターを2008年度後半に商品化すると発表した。

HD映像の無線伝送技術は複数の技術が存在しており、JPEG2000などで圧縮する方式のものも多い。この場合、映像の圧縮と解凍に時間がかかるため、ゲームなど操作タイミングがシビアなものでは、遅延による影響が指摘されていた。

同社が開発した方式は、無線の周波数帯に5GHz帯を使用。さらに、多くのデータを一度に通信できる複数アンテナ送受信技術を搭載し、最大1.5Gbpsの転送速度を実現。これにより非圧縮かつ遅延なしで伝送することが可能となった。

最大通信距離は約30mで、イベント会場など広い会場でも使用可能。また、1台の送信機から複数のプロジェクターへ同時に配信することもできる。

(Phile-web編集部)

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